ETさんに、「カッチンしてくれる?」
と言った所、「なにカッチンって?」
「テレビのチャンネルを変えることだよ!」
カッチンしてという言葉は実家では当たり前に使われていました。「カッチン」の意味を説明したところ
「それカッチンするっていうんだ!?」
と驚いて言っていました。
「一般的じゃないの?」と言ったら、
「使ったこと無いよ」
このように子供の頃から家だけで通じるような言葉というのがあると思うんです。
しかしテレビを見ていてその状況から「カッチンして」といえば分かるのではないかと思ったのでそのまま直さないで28歳になりました。
僕は子供の頃、みかんのことを「にょんにょ」と言っていました。
しかし一般社会では「にょんにょください」と30歳近い男性が言っても訝しむような表情で見られるだろうと思ったのでみかんを食べるときは、
「これはみかんだ。これはみかんだ。」
と念じて、にょんにょという言葉を「みかん」に変えました。
しかし癖はなかなか直らないようでETさんがみかんを買ってきたのですが思わず「あ〜美味しそうなにょんにょだぁ〜」と言ってしまうところでした。
このように造語を直したことがあると思うんです。
子供の頃からの癖言葉というのでしょうか?流行語なんていうのも世代が変わると通じなくなるものですね。
しかしその言葉の雰囲気で分かるのではないかと思うんです。それには人と人との間に時間が必要かも知れません。
長年連れ添った夫婦だからこそ分かることもあります。
父が母に「あれ持ってきてくれ。」
状況から判断して「タバコだな」とか「お酒だな」とか「あれ」の意味が分かるんですね。
そういえばETさんが会社で「あれ持ってきてくれ」と言われて「分からなかった」と言っていました。
家の調子で「あれ持ってきてくれ」と言っても分からないものです。
父が母に、
「布団を敷いてくれ」
子供の頃から見ているいつもの情景です。
しかしその日は違いました。
母が梅干を2つ持ってきたんです。そして布団を敷くこともなくそのままこたつに入りお煎餅を齧り始めました。
母の聞き間違いなんでしょうけれど布団がどうすれば梅干に聞こえるのか?
長年連れ添った夫婦にしか分かりません。
梅干を見た父が、
「オレは梅干なんて言ってない!お前、オレは布団を敷いてくれって言ったんだ!」
どうやら父はカッチンときたようで。いえいえサイトはそのままご覧下さい。
僕の母親が家に遊びに来ました。
母が帰った後、アサコさんが、
「わたる君のお母さん。トイレットペーパーちゃんと三角に折るんだね〜!」
と言いました。
トイレットペーパー?三角?まったくなんのことなのか分かりません。
「なに三角って?」
と聞いたら、
「ほらみてごらん」
トイレに行って見たらホルダーに付いているトイレットペーパーが取りやすいように三角に折られているではないですか!
三角にするのは、乙女だけだと思っていました。もう、フリフリが似合っちゃういや似合わなくても着ちゃう乙女だけだと思っていました。
僕は男だらけの水泳大会みたいな家で育ったのでトイレットペーパーを三角に折るというのを初めて見ました。
アサコさんも三角に折るというタイプではなくどちらかといえばびりびりです。
ご丁寧にも折った方は、27年間一緒に暮らしていた母です。
今までそんなワザを隠していたなんて!
実家では今までビリビリに破かれたトイレットペーパーしか見たことが御座いません。知りません。
母ではないだろう?あんなズボラな母が?机を拭くときもコップを動かさないで拭く母が?なんとなく汚らしい母が?
両親の馴れ初めを聞いた時に感じるような聞きたいような聞きたくないないようなそんな感覚センチメンタルトイレット。
トイレットペーパーを三角に折るなんて深田恭子だけかと思っていました。ふりふりが似合う乙女だけかと思っていました。
母の名前は栄子で恭子と名前は似ていますが、似ていませんかそうですか。
「なんだぁ?(大声)」
と思ったので、まだ三角に折ったことが信じがたくその後母に会った時に、
「トイレットペーパー三角に折った?」
と探りを入れました。
「外でトイレに入った時は三角に折るよ。」
「今まで家で折ってなかったじゃん!」
「いや。外ではちゃんと折るんだよ。」
「おばさん(母のこと)ズボラじゃん」
「いや外では折るよ。」
母がちょっと恥ずかしそうに言ったので、なんとなく母親になるってそういうことなんだなぁ〜と感じました。
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僕はえなりかずき君のモノマネができるのですが、どうしも目を細めてといいますか元々細い目を完全につぶってからでないとえなり君の真似はできません。
何度か目を開いてチャレンジしたのですが、全然似ていないというお墨付きを頂きました。
そんなこと言ったってしょうがないのですが、目をつぶらないとできません。
モノマネというのは真似をしたい人の顔マネをすると簡単にできるとコロッケさんが言っていました。
それは凄く分かります。アントニオ猪木の真似をアゴを突き出さないでしている人をみたことがありません。
顔は大事です。
僕はハウルの動く城に出てくる炎の化け物のカルシファーのモノマネがすごく上手いのですが、たしかにカルシファーのモノマネをしている時、僕の顔はどうだと言わんばかりに燃えています。
子供に馬鹿ウケ。
モノマネを習得したい人は「○○に似てるよね」と言われたことがある人から試してみるといいかも知れません。
僕はサッカー選手の中田英寿さんによく似ていると言われるので、やろうと思えば中田選手のモノマネもできるはずです。
中田さんのモノマネにチャレンジしないのは、長州小力さんみたいになる予感がするからです。
長州小力に対抗して中田卑下仮死という名でパントマイムをして売り出そうか。
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ETさんと一緒に携帯を買い換えました。ETさんはSH902で僕はN902。
同じFOMAの機種違いにしたのですが、FOMAってバッテリーの辺りにあるFOMAカードというのを入れ替えると、ドコモショップに行かなくても機種変更が出来るのですね。
ということは、FOMAカードさえ持ち歩いていれば、電池がなくなった時、「課長ちょっとすみません。携帯貸してください。」と携帯を借りてカードさえ入れ替えれば料金はちゃんと自分持ちで携帯が使えるということです。
だからどうしたという話ですが、便利だな〜と思いまして。
使用感ですがN902は、今までF900を使っていた比較から操作、レスポンスが素早くなっていますね〜。ただ電池の減りが早いです。
SH902はN902と比べると高級感があります。カメラも携帯の中ではトップクラスの性能ではないのでしょうか。
ドラクエとダビスタというゲームが出来るというのに釣られてN902を買ったのですが、SH902を近くで使っているETさんと見ていたら、SH902の方が良かったなぁ〜と。
SH902にプリンインストールされているみんなのゴルフも暇つぶしにもってこい。
そんな時のためのFOMAカードではないかと思うので、強くは言いませんがこの場を見たETさん宜しくお願いします。
ETさんのご実家からウニが届きました。
食卓に並べたのですがETさんも僕も遠慮してなかなかウニを食べません。目の前からウニが無くなるのが寂しいのでしょうか?減りません。
ETさんは「わたるくん食べていいよ。」
食べなよなら分かるんですが食べていいよっていうのは犬みたいな扱いです。
結局二人とも遠慮して一つを二日に分けて食べました。
「ETさんが美味しい!」といっていましたが、あまりにもちまちま食べたので正直味が分かりませんでした。でも美味しい雰囲気は十分感じました。
日ごろから贅沢な物を食べる特訓はしていたのですが、成果がありませんでした。
食べ物だけはケチをしたくない!食は知恵なり力なり!コロ助なり!!!!医食同源。人を良くすると書いて食!いつか魯山人になるぞ!ミスター味っ子もかかってこい!
お給料も入ったことですし贅沢な食の虫が騒ぎ見た目がすこぶる良い、大トロのお寿司を買ってきたんです。
ただ買ったことでお腹がいっぱいになってどうもトロに箸が伸びません。食べて目の前から消えてなくなるのが寂しい。
できることならこのまま剥製にでも燻製にでもしたい。
そんなこんなんで躊躇していたら、ETさんがお寿司をどんどん食べていくじゃないですか!
ETさんが「どうこのトロ?イマイチじゃない?」
僕は小さい声で「まだ食べてないよ。」
ETさんにはその僕の「まだ食べてないよ。」という小言の意味が分からなかったらしくどんどんトロをほお張っています。
イマイチじゃないのかよ?と心の中で僕は舌打ちをしました。
また僕は好きなものは最後に食べるタイプです。ETさんは先に食べるタイプです。
結局僕はトロをひとつしか食べられませんでした。
ただ見掛け倒しでそんなに美味しいトロじゃなかったのが嬉しかったです。
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いろいろ忙しく運動する暇もあるようでないのですが、暇をみつけては買った自転車にサイクルコンピュターというスピードメーターをつけて乗り回して楽しんでいます。
そのサイクルコンピューターで計った所、瞬間スピードで45キロを出しました。
成長していないのは僕だけでしょうか?次は50キロを出すぞ!と燃えています。
しかし楽しいのは楽しいのですが、スピードメーターばかり気になってゆっくり走れないのです。
近所の本屋に行く時も平均時速30キロ出すぞ!という思いで乗るので汗だくになって「なんでこの人、湯気たっているの?」
本屋やコンビニでおでんより湯気がたっているの不審者に見えたらしく警察に職務質問をされました。
元々不審者面だったのかも知れませんが…。
不審者面のせいなのか?
10m先にいる面識のまったくない若者と目が合って「先輩どうも」という感じで会釈をされました。
たぶん寒さからかなり険しい顔で湯気をたてて歩いていたため、若者が睨まれたんじゃないかと勘違いをして会釈をしたのかな?
突然目があった僕が怖かったから若者は会釈をしたのでしょう。悪いことをしました。
そういえば以前、エレベーターで一緒になったおばさんにおならをされたことがあった。
エレベーターの中は奥さんと僕の二人だけのアイランド。
極力これは息をしないでそしてここで今あったことは記憶から消し去ろうと思って降りました。
しかし共同住宅の悲しき所。おばちゃんと再会。僕はなぜかとびっきりの笑顔で会釈を。
なぜ僕がとびっきりの笑顔で会釈をしたのか分からなかったけれど、今日なんとなく分かりました。僕は怖かったんだ。きっと。
会釈というのは犬でいう尻尾を巻くという行為。犬は会釈ができないから尻尾があるような気がしました。