僕は父として息子に胸を張って教えてあげられるようなことがありません。父がいなくても子は育つ。シングルマザーでも立派にお子さんを育てている家庭はたくさんあります。
でも僕は人として息子に教えなければいけないことが一つだけあります。それは歯は大切にした方が人生楽しいよということです。
僕の父も母も歯があまりありません。母にいたっては差し歯100%です。
先日実家の両親にうちに遊びに来ないか?という電話をしたら母が、「ファッソびにいけない」
ファッソファッソと、かたくなに来るのを拒むんです。問いただすと、「ファがないからファソびにいけない」と言われました。
普通の息子ならファがない?という意味が理解できないかも知れませんが、僕はすぐに母が歯がないんだなと分かりました。
子供の頃から母は歯がありませんでした。父はよく「おまえらを産んで栄養がとられたから歯がないんだ」と言っていましたが、ETさんは産んだのにまだ歯はあります。
子供の頃から薄々おかしいなとは思っていました。同級生のお母さんは歯があるなと。
「ごはんだよ。」と言った瞬間に母の口から差し歯が取れて味噌汁の中に入って以来、味噌汁が嫌いになりました。
折れた歯をアロンアルファーでくっ付けて補修していました。
子供の頃から母イコール歯がないというのを見てきたからか、「あ、また歯がないんだな」と理解できました。
芸能人は歯が命というCMがありましたが芸能人でなくても歯は命です。息子には「歯は一番大事だぞ」と教えたいと思います。
父がいなくとも子は育つといいましたが、父にも母にも歯はなくてはならないものです。
母に「歯がなくても孫に会いに来ればいいじゃん」と言ったら「ファカッた。でふぉ、ファソいものは食べられないから」そう言われました。いくら可愛い孫でも食べないでください。