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うんちがとりもつ縁もある。

Last updated on 2020年10月8日

同棲を始めて少し経った頃だった。

妻の父、のちに義父に初めて会った。

出張で岩手から東京に出てきたついでに会うという感じだ。

仕事が終わり新宿高島屋タイムズスクエア12階にあるHMVで待ち合わせの時間まで時間を潰していた。

妻、当時は同居人からメールで「少し遅れる。パパを頼みます。」

おいおい初対面だぞ。君のお父さんとなにを話せばいいんだ?

とは思わなかった。なぜなら同居人のホームページにお父さんがよく登場、いや参上していたからだ。

まだ妻と会う前。お互いの声も知らない。知っていることは名前だけ。いや名前も本当かどうかも分からない。

恋愛感情以前の問題で、男か女か人間かどうかも分からない。

妻のホームページに書き込みをしたら、のちに義父になるパパから返信がついた。

ハンドルネームは「あさこのうんちち」

ハンドルネームとは源氏名みたいなものだ。説明しなくても分かると思うが、うんちと父をかけている思う。

ハンドルネームに突っ込み話を拡げるべきかどうか悩んだが、触れないのが優しさだと思った。

元来疑い深い性格なので、なりすましか?とも思ったが、さすがに20歳そこそこの女性が、うんちは思いつかないだろうと警戒心を解いた。

いやー面白いね。わたるさん。いつも見ていますよ。そのように褒めてくれた。

その時、妻には会う予定もなければ、恋愛感情もない。携帯のメールアドレスも知らない。ただのサイトの繋がりだけ。

ある意味恐ろしい事だが、アメリカにいる娘がサイトを運営して日記を書き、その父親が日本から掲示板の返信をするサイトは後にも先にもここしか知らない。

※写真は新宿高島屋から。義父が50歳の時に会ったから、僕も手を伸ばせば届く年齢になってしまった。そろそろ娘が相方を連れてくるかと思うと夜も眠れない。娘いないけど。