今朝、探しのもをしていて。押入れを物色していたんです。そしたら、めぞん一刻という漫画を見つけ。
今、めぞん一刻を13巻まで読破。僕と五代くんをクローズアップさせ。不器用な所が似てるな〜とか。五代君がぁ〜!七尾こずえとか〜!かんりにんさ〜ん!次は14巻だぁ〜!
めぞん一刻には思い出があって。小学5年生の時。好きな女の子の家に行ったら置いてあって。一つ上なんですよ。その好きな子。小学校6年生。僕の家が塾を経営しているんで、来ているんです。
遊びに行った日は、たまたま好きな子は習い事に行っているみたいで。残念!
で、僕はその子の弟とも仲が良くて。家に遊びに。そこの家には、さらにお姉さんがいるんです。18歳の。なんと!そのお姉さんがズボンを履いていないんですよ!ありえな〜い!!
ティーシャツにパンティ一枚、台所で洗い物をしているんです。小学5年生とは言え。性に微かに目覚めているとはいえ。ありえな〜い!僕の家には若い女はおらへんので。思わず京都なまりが。
お姉さんは洗い物をしながら、後向きで。
「わたる君。こんにちは!」
お姉さんは僕のこと知っているんですよ。僕の家の塾に来ていたので。小さい頃から。僕も小さい頃から知っているとはいえ。いや知っているからこそ。
パンティの色はうす〜い黄色。お尻に猫が二匹じゃれあっている姿がプリント。
男ってばかですね。今でも僕は鮮明にそのパンティの、色とプリントされた柄を覚えています。念写できるぐらい。それぐらい衝撃的でした。
僕は祈るように、前は向くな〜前は向くな〜と。前を向いたら僕は死ぬ〜!とか祈るような気持ちで。その祈りも通じず。お姉さんが見かえり美人。ほんと美人なんですよ。近所でも評判になるぐらい。
「わたる君。猫好き?」
「はい。大好きです。」
猫は正直苦手なんです。というか小さい頃の僕は動物が苦手で。でもよりによって猫好きと聞くとは。嫌いとは答えられません。お姉さん。
「うち、猫が5匹いるから。一匹、わたる君の家で飼わない?おばさんに聞いてみてよ。」
「わ、分かりました。聞いておきます!!」
僕はなるべく視線を下に落とさないよう、落とさないよう、しかもお姉さんの顔を見ないように見ないように、明らかに不自然な首の角度で。モアイ像みたいに。無表情を作り。
「わたる君。どうしたの?首が痛いの?」
「あ、寝違えたんです。わははぁ!」
その後、僕はそこの家の2階に移動。お姉さんを見ないようにして。2階の部屋には布団がひいてあって。
「ね。これ布団このままでいいの?」
「あ。大丈夫。その上に座っていいよ。」
いいよと言われたものの。誰の布団か分からない布団の上に座るのは抵抗があり。立ったまま視線を下に落とすと、めぞん一刻の14巻が置いてありました。友達はファミコンをやり始め。
僕は立ったまま、「この漫画誰の?」
「それ、姉ちゃんの。」
「姉ちゃんってどっちの?」
「頭いい方の。」
パンツではない方。僕が恋心を抱いている女の子の方です。頭が良い方っていう表現は悪いですが。実際、もの凄いできたんです。中学も有名私立に行きましたし。
「あ。ここで姉ちゃんも寝てるの?」
「姉ちゃんしか寝てないよ。」
僕は寝間の上に抱きつくように寝転んで、「めぞん一刻の14巻好きなのに…」を読み始めました。