工事のおじさんに訪れた災難。
2004/1/7 工事のおじさんに訪れた災難。

ADSLの調子が思わしくないので、NTTの人に工事に来てもらいました。工事に来た人は50歳を過ぎているであろう年配のおじさん。

工事が長引いていると祖母が、「コーヒーかお茶どちらが宜しいでしょうか。」と工事のおじさんに聞きました。

工事のおじさんは、「お構いなく。」

お構いなくというのをどう捉えたのか祖母は、「ではコーヒー入れますね。」と強引にコーヒーを入れてしまいました。

工事のおじさんが工事の手を休めさせられて、リビングでコーヒーを飲んでいると祖母が、「こういうお仕事も大変ですね。」と世間話を始めました。

「こういうお工事は1日何件ぐらいするですかね〜?」というものから「お子さんはお幾つなんですか?あらお孫さんがいらっしゃるの〜。」という一人コントまで。

おばあちゃんのトークは急に止まらない。工事のおじさんにとっては交通事故にあったようなものです。

再び工事を再開するまでの1時間半、このような世間話をしていました。聞いている僕もかなりげんなりしましたが、工事のおじさんはなお更げんなりなさったことでしょう。

工事が再開してからも「手馴れたものですね〜。」などということをいいながら工事の一部終始を祖母は監視していました。

工事をしている最中ずっと見られている辛さは多いに分かります。

工事が終わり、おじさんは「やっと終わりました。」

何だかちょっと嬉しそうに言いました。

そんな気持ちを祖母は知ってか知らずか、「先ほどはコーヒーだったので今度はお茶を入れました。」

三度、お茶地獄のはじまり〜はじまり〜。

かと思いきや工事のおじさんは「すいません。次ぎの工事がありますので…。」

そう言われたら流石の祖母も「あら、それは残念。工事の方はお幾らなんですか?」

「工事のお代はサービスなんです。その変りこのハガキのアンケートにお答えください。」

工事のおじさんは僕にハガキを渡そうとしましたが、横から祖母がすっと手を差し出したためにハガキは祖母が受け取りました。

そのハガキに祖母は早々ボールペンで印をつけて工事のおじさんにチップと共に渡しました。

工事のおじさんは、ハガキを見て困った顔ような悲しいような顔をして、

「あ、お金はマズイんです。ダメなんです。すいません。それにアンケートは今でなくていいんです。郵便ポストに投函してください…。」

工事のおじさんは帰っていきました。

ハガキには工事に来た人の評価をしてくださいと書いてあり、

【大変良い・良い・普通・悪い】

祖母は「普通」という項目をボールペンで囲んでありました。工事に来たおじさんには気の毒でした。

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