2007/9/21 東府中で逢いましょう。

新型のPSPを買いました。通称かるぴぃ〜。新しいPSPは凄く軽いらしいです。まだ開けていませんが箱を持った感じは軽いと思います。
旅行に行くので出費がかさみますしPSPを購入しようか悩んでいたのですが、PSPのCMを見て即購入を決めました。
駅のホームで女子高生が新型PSPでゲームをしている男子高校生に「なにこれ?」と聞く。
設定だけだとなんとも心惹かれないCMなんですが、僕は見た瞬間、体中に電気が走りました。
もしかしてこのCMに使われている駅は京王線の東府中じゃないか?CMやテレビに地元や自分にゆかりのある地がでると嬉しい。でも僕はそれ以上に感じました。
東府中という駅は東京競馬場正門前という駅に行くのに乗り換える駅なんです。東京方面から競馬場に来る人の大半は東府中で乗り換えます。さしづめ三途の川といったところ。
僕はその東府中に土日休まず15年通っていました。
習慣とは怖いもので「あれ?人が少ない?競馬場への電車がこない?」
月曜日だと気付かせてくれたのも東府中でした。もっと早く気付くべきでした。でも東府中が気付かせてくれたそう思いました。
僕にとっては思い出の東府中。15年通った東府中。
サラリーマンで言えば課長ぐらいになるまで通った東府中。一人の人間がこの世に生を受け高校生になるまで通った東府中。40歳の人が55歳になるまで通った東府中。ビール工場が近くにあるよ東府中。
その東府中が新型のPSPの宣伝に使われている。これはもう買わなければいけない。
たぶん20代では一番東京競馬場に通った人間だと思います。たぶん騎手より行っています。
30代になる今年競馬場に行ったのは一度だけ。こそこそネットを介して馬券を買うだけになりはててしまいました。
これが老いというものでしょうか?老いた僕は高校生が出ているPSPのCMを見て、
「あ〜僕もあの頃の年代は競馬場に行ってたなぁ〜。学校行く前に競馬場行ってたなぁ〜。」
思わずPSPを買ってしまいました。
定年退職したお父さんが退職金が入りそんな大金持ったことがないので、聖徳太子の書いた掛け軸と言われ退職金を全てはたいて買ったそんな感じです。
僕の退職金は新型PSP。15年の結晶です。しかし軽い。
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