2008/5/7 まだある店に今はもうないメニュー。2020年現在

母は町田で食堂のような喫茶店をやっています。お店のランチで使っているソーセージが晩御飯に出てきました。

母が「このソーセージ美味しいでしょ。好評なんだ。」

父が、「このドッグ美味いぞ。」

父はソーセージのことをドッグといいます。ソーセージはたぶん豚肉だったと思いますが、まさかの犬です。

僕がドッグを食べると父が、「な、このドッグ美味いだろ?」

ドッグ美味いだろと言われても困ります。

横にいる愛犬のキャビが「私にもください。」という顔をしています。

僕の食べているのはドッグなので教育上あげられません。

たぶんホットドッグからきたドッグだと思うんです。

今度は母が「このソーセージ一本50円なの。一人に二本つく。」

僕が原価、「高すぎるよ。」というと、「そんなことないわよ。」

翌日スーパーで夕飯の買い物をしていたら同じようなソーセージが一本50円で売っていました。

10分後、同じソーセージを見たら【半額!】という値札が貼ってありました。僕がドッグを使うわけではありませんがなんだかセンチメンタルドッグな気分です。

ドッグを食べたい方はいないかと思いますが、ドッグを食べたい方は横浜線町田のさびれた方の改札口近くのKENTという店へドックインしてください。

※あれから21年。腰は曲がったが母は元気にまだ店をやっている。生きがいのようである。

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