イ・デホのプロフィール、体重が130キロって。
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息子には早く成長して欲しいと思いますが、このままでいて欲しいという思いもあります。
何十年ぶりにガリガリ君が当たったんです。でも当り棒を持って行って、「もう一本ください。」とはなかなか言えない年齢になってしまったんです。
交換には勇気がいる。
勇気がいると言えば10代の頃ですね。僕は競馬を本格的に始めたのが17歳だったんです。本格的に始めるということは毎週土日1Rから買うということです。
でも競馬は20歳から。当時は学生も買ってはいけません。学生で17歳の僕はワルサーコンボです。不良です。
でもこの不良。「きみいくつ?」と聞かれるんじゃないかと、結構どきどきして馬券を買いに行っていたんです。
対策も施しました。産毛よりも少々固めになってきたヒゲを生やし、バーバリーのサイドバックを持ち。見た目だけなら今よりも老けて見えていたと思います。大人びてじゃなくて確実に老けていた。
その御蔭か。競馬場で「おじさん。ちょっとペン貸してください」と僕よりおじさんであろう人から声をかけられたこともあります。どう見ても僕よりおじさんにおじさんと呼ばれるせつなさ。
そんな風体の僕でも馬券を買うのに少しの勇気が必要でした。勇気がない訳ではない。勇気を奮い立たせるのに犠牲にした若さ。
見た目が若いとガリガリ君の当たりは交換できますが、馬券は買いにいけません。
競馬は父ちゃんが買いに行ってやるので、息子にはガリガリ君の当たりを替えられるように勇気は持って育って欲しいと思います。