ETさんがパン店で買い物中、犬とベビーカーに乗せた息子と店先で待っていたら、おばあさんが「あら可愛いねぇ〜。いい顔ねぇ〜。なんて名前なの?」「カンイチロウです。」と応えたら、
「こちらも可愛い赤ちゃんね〜。いい顔してるねぇ〜。」
さっき言ったのが息子の名前なんだけどなぁ〜と思ったけれど、僕は「あ〜どうも〜。」と笑顔で言いました。
おばあさんはカワイイカワイイと何度も連呼しながらパン店に入っていて、先に入ったETさんよりも先に出てきました。
「赤ちゃんに食パンあげる。食べられるでしょ。柔らかいから。」と食パンを一枚ベビーカーの安全ベルトの上に乗せました。
「あの…。お気持ちはありがたいんですが…。」と僕が返答に困っていたら「今買ったのだから大丈夫よ。安全だから。」
そういう問題ではないのですが…。「赤ちゃん食べられないのなら犬にあげて。」
そう言っておばあさんは去っていきました。
ベビーカーの安全ベルトに乗せられた一枚の食パンを「これはなんだ?」という顔で見つめている息子。お座りしてぴくりとも動かない柴犬。食パンを汚さないように端をつまんでエコバッグに入れる僕。「おばあさん常連さんみたいで食パンだけ2斤買ってたよ。」とETさん。
なんだか今日はいい休日です。