もうこのサイトもお年なんです。
このサイト、来年で11年になるんです。犬の年齢だと60歳ぐらい。ネットのスピードは早いので人だと11歳ぐらいでしょうか。
今ではtwitterやらブログやらで当たり前ですが、このサイトもどこからでも日記が更新できる。まあ自分で言うのもなんですが、このサイト当時は最先端だったと思うんです。
でも今では時代に乗り遅れている感じが否めない。なんでしょうか。自分でも自分のサイトにアクセスした時にモニターから昭和の香りがするような気がします。まあ死臭がすると言いましょうか。
高田延彦ふうに言いますと、やってんのかやっていないのか?出てこいや!
っていう店ってあるじゃないですか?なんか超入りづらいオーラが出ている。店に入っても店主が出てこないような。まあ定食屋としましょうか。
僕は子供の頃からその定食屋の前を通っていて、「こんな店誰が入るのかな?」
でもね。その店汚くはないんです。でもなんだか入りずらい。
そこに出来たのは20年程前でしょうか。
その定食屋の旦那さんと奥さん仲良く自転車に二人乗りしているの見かけて。やがて子供が出来て奥さんが子供を自転車に乗せて走っているのを見かけて。
で、10年ほど前に一度、勇気出して定食屋さんに入ろうと思ったんです。もうオレも20歳過ぎたし。今ならやれると。
でも窓ガラス越しにお客さんが2,3人入っているの見かけて。なんかそれ見たら怖じ気づいて。結局入れなかったんです。
高くはないんです。カツ丼600円とか店の前に画用紙に書いて貼ってあるんです。でもなんか入りづらい。そしてその定食屋さんの隣がトンカツ屋。
あれから10年。きみまろふう言いましょう。そして僕はその街を去り。年に5.6回ぐらいしか定食屋さんの前を通らなくなりました。
通る度に「隣のトンカツ屋は潰れたのに、お、まだやってんな〜。」
この前、実家の帰りにその定食屋さんの前を通ったら店がなくなっていました。脳裏に旦那さんと奥さんが二人で仲良く自転車に乗っている姿が浮かびました。
店を辞めた理由は分かりませんが、一度もその店に入らなかったけど続けてくれよと。いや続けろよと。借金してでも続けろよと。
いや人にはそれぞれ理由がある。それは分る。でも続けてくれよアムロ。でも僕はその店には入らない。いや入れない。
見てくれる人がいなければネットでやっている意味がないかも知れません。でも僕のサイトは見ている人いなくても続けるんです。
1年ぶりにアクセスして「あ、まだある。繋がるわ。」って思ってくれるだけでこのサイトの存在する意味があると思うんです。
ネットに繋がるか繋がらないかのテストに使ってください。このサイトに繋がらない時は、ネットは全部死んでいます。まあ細かいことを言いますと、サーバー側の問題で繋がらないこともあります。
要するにですね。このサイトのkimiita.orgのドメインを10年分更新しました。1万円もしました。ネットでの買い物は慎重にクリックしましょう。10が1に見えることもあります。最近目が霞む。
よいお年を。