2024.7.25 Thu.
安曇野に行った。虹が見えた。
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風邪をひいた。
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享年96歳。祖母が埋かっている墓に初めて行きました。3年前に亡くなった祖母の墓は故郷信州信濃にあります。
今まで行くことができなく、今回は親戚のおばのご厚意により息子二人とちょっとした旅行を兼ねてお墓参りに行くことができました。
自他共に認めるほど、祖母に溺愛され僕は育ちました。自他共に認めるほど優しい性格などの人格形成を担ったのは祖母との過ごした時間からによるものです。
人間としてかなり不出来なのも祖母のお陰であります。
一時体重が110キロになったのも祖母の「もっと食べろもっと食べろ。」という呪いの言葉のお陰であります。
学校から帰宅すると3時のおやつにうな重や鍋焼きうどん。晩御飯にはすき焼きとステーキ。食後のデザートには寿司の出前。ウニの軍艦巻きとウニの手巻き寿司を一日の締めとして食していました。
そして出来上がったのが現在2ヶ月に一度ぎっくり腰になる2児の父47歳のワタクシであります。
生前、痴呆が入ってしまった祖母に、小学校2年生の時の長男を会わせることができました。
その時小さなレストランで食事をしたのですが、祖母は長男を鋭い目つきで見るなり、「ワタルもっと食べろ。」
隣にいた僕はただの付き添いのおじさんだと思われていました。
長男は僕の小学生時代より痩せています。その体型を見て「もっと食べろ」だったのではないかと思います。
47歳になり頭髪が薄くなり、白髪になり、物忘れも多くなり、2ヶ月に一度はぎっぐり腰になりますが、祖母の中では僕は永遠に小学生なのかも知れません。そしてその想いのまま死んでいってしまいました。