ゆきちゃんの歩き方が変だ。目があったけどゆきちゃんは知らん振り。
近づくとゆきちゃんから異臭がした。すぐさま思った。ゆきちゃんはうんちを漏らしている…。
ゆきちゃんは結構かわいい。ゆきちゃんが僕のことを想ってくれるのなら無条件で僕も想って両想いになる。そんなかわいいゆきちゃんがうんこタレだ。
うんちを漏らしたことに気づいた僕を察したのかゆきちゃんの目から涙が零れた。泣いたところでうんちの臭いは消えないし逆に目立ってしまう。
クラスメイトがこんな状態のゆきちゃんに気づきでもしたら、明日から当分の間、うんちを漏らしたといわれる。いや大人になって言葉に出さないまでもウンチを漏らした女というのは潜在意識の中に残ってしまう。
男の僕ならまだしも、ゆきちゃんは女の子だ。男の僕は守ってあげないといけない。
「ゆきちゃん。大丈夫。僕が隠すから。一緒に帰ろう。」
ゆきちゃんは表情を崩せない状態みたいだ。でもなんとなくありがとうというような表情にも見える。僕はゆきちゃんを家まで送り届けるという指名を真っ当することにした。僕は白馬の王子様にでもなった気分だ。
ゆきちゃんの家まではあと1キロある。それまでにクラスメイトや知り合いからゆきちゃんを守らなければいけない。そう想うと不思議と臭いが気にならなくなった。いやその臭いでさえいとおしく想えるから不思議だ。
ゆきちゃんの家まで何通りか道はある。人目がない道を通るのが得策だが、フェンスを越えるというのは今のゆきちゃんの状態ではかなり厳しい。
もう一つは八百屋の前を通る道があるが、八百屋のおばちゃんはこういうのには目ざとい。声を掛けられたら最後。騒ぎや噂が大きくなり悪夢のような結末になることは分かっている。
そこで、線路に降りて線路伝えにゆきちゃんの家を目指すとにした。今の時期なら背丈より大きなすすきがいっぱいなっていて、僕らのことは見えにくい。
線路に降りようとしたら、隣のクラスの研ナオコみたいな鼻を持つ矢部に見つかった。「何してるん?線路に下りると怒られるっぺ。」矢部のクラスでは最近○○っぺ。という言葉使いがブームらしい。
先に線路に降りたゆきちゃんには気づいていないらしいが、矢部の不自然なほどに上に向いた鼻はくんくん動いている。「なんか臭いっぺ?」「そうか?」「うんこ漏らしてるんじゃないか?うんこくさいっぺ。」「バカじゃないの?オレのケツ嗅いでみろ。」
僕は矢部に半ズボンを履いたお尻を突き出した。「うんこ漏らしていたら茶色いはずだろ?気のせいだよ。鼻詰まってるんじゃ?」「そうだ。今日遊べるっぺ?ポートピアやろうっぺ。」「あ〜オレ今日塾だから。今度な矢部!」
そういって僕は線路に降りた。そこにはゆきちゃんがうずくまっていた。ゆきちゃんの顔を見たら先ほどとは違い、苦しみから全て解きはなたれた表情をしていた。まさか…。
「ごめんなさい。」
ゆきちゃんは寂しそうな表情でそう言った。
僕は力いっぱい踏ん張った。
「僕も漏らしちゃったみたい。」
ゆきちゃんは一瞬びっくりした表情をしたが、僕のことを臭いと言って笑ってくれた。
別れたはずの矢部が線路に降りてきた。「お前らなにイチャイチャしてるんだっぺ。それにしてもうんこくせぇ〜っぺ。」
「矢部ごめんな。おれやっぱウンコ漏らした。」それを聞いた矢部は2歩ほど後ずさりした。
「野グソしてたっぺか?」「うん。野グソしていたらゆきちゃんに見つかって。」僕の後ろに隠れるようにいるゆきちゃんに僕は目配せをした。矢部から見られたゆきちゃんは頷いた。
僕は言った。「ドラクエとパルテナの鏡を1ヶ月貸すから内緒にしていてほしいんだ。」
それを聞いた矢部はばつの悪い表情をして言った。
「おれんちファミコンないから…。だからカセット借りても…。」
「矢部お前ファミコンのカセットいろいろ持ってるって皆に言ってたじゃないか?」「あ、それは…。」「じゃあ本体も貸してあげるよ。でも1週間だけな。」
3人とも秘密ができた。
「お父さんに似てきたね。」
近所の人はそういうが、しかし大ちゃんは本当の子じゃない。大ちゃんも貰われてきたのは知っている。
子供ができなかったチカおじさんとトシおばちゃんの信州大町の家に大ちゃんは3歳の時に貰い子としてきた。
夫婦の本当の子供ではなかったが、おだやかな夫婦の愛情や信州の自然が大ちゃんを順調に大きく育てた。
大ちゃんが小学校に行くには家の裏の田んぼのあぜ道を通っていく。チカおじさんは大ちゃんが小学校に入るまでの道のりを家の2階から双眼鏡で覗く。チカおじさんは照れながら「毎日やっているんだよ。」ちょっとしたストーカーの気があるのか嬉しそうにそう応えた。
夏になれば近くの高瀬川に行って親子で川遊びをしたり。自分の子、いやそれ以上に愛情一杯に育てた。
大ちゃんが中学2年生の時に家に置いてあった給料袋からお金なくなるということがあった。そのお金は大ちゃんが盗んだ。何に使ったかというと、そのお金を友達にあげたらしい。お金をあげれば友達が言いなりになると思ったからだという。
盗んだ理由を聞いたとき、温厚なチカおじさんが初めて大ちゃんを殴った。大ちゃんは殴り返した。大ちゃんは体が大きく中学2年生で身長が178cmもあった。160cmにも満たない55歳の体の小さなチカおじさんは、殴れたときに倒れて地面に口を打ちつけて上の前歯を2本と下の前歯を1本折った。
大ちゃんは家を出た。
家を出た大ちゃんは2週間後戻ってきた。チカおじさんは何時も通り穏やかな笑顔で迎えた。しかし笑うとお歯黒のように前歯がない。その後はチカおじさんはさし歯を入れることなく過した。
それから10年後の今年の10月。大ちゃんは非常勤の枠で高校の教師になった。初めての給料でチカおじさんにさし歯をプレゼントした。
それから前歯を自慢するかのように歯をむき出して常に笑っているように感じ前歯があるせいか以前にも増して人が良さそうに見える。
チカおじさんは大ちゃんから貰ったさし歯は勿体無いからと桐の箱に入れている。チカおじさんが笑うと見える前歯は、息子がプレゼントしたさし歯とは違うものだ。
帰宅する。我が家からする香り。「今日は秋刀魚かな?」「今日は松茸ご飯か?」秋は食べ物の香りを楽しむ季節でもあります。
コンビニに入るとおでんの匂いがする季節になりました。おでんは好きなのだけれどもあのコンビニのおでんの匂いは好きになれない。
おでんといえば入っている具だが、関東では当たり前に入っている具が関西では入っていない。関西では牛スジを好むのに対して関東では牛スジを置いていないコンビニおでんもあるそうだ。
関東ふう関西ふうといえばいろいろあるが。奥さんは関西人、すき焼きの作り方で夫婦喧嘩をしたという話を聞いたことがある。
通ぶって言えば、関東風はシラタキを一緒に煮込むことで肉を固くしてしまうので、関西風のすき焼きの方が肉を食べるのには適した食べ方かも知れない。
まあ関東ふうでも関西ふうでも犬も食わぬ夫婦喧嘩。美味しく食べることができればどちらでも良いという気もします。
これからの冬の季節。暖かい家庭に美味しい食べ物と会話があるというのはいいものです。夏は暑苦しいので冬限定で家庭を持ちたいものです。
犬も物思ふ秋。本日は強い馬が勝つ菊花賞です。そう強そうな馬を探せば当る簡単なレースなんですね。
強いと言ってもいろいろ種類があります。例えば安岡力也さんのように見た目からして強い。道路公団の藤井元総裁みたいに、見た目は強そうじゃないんだけど何だか強い。
安岡力也さんと藤井総裁どちらが菊花賞というレースに適性があるのか?それを見極められた時こそ菊花賞的中というゴールが待っています。
安岡力也さんタイプの見た目が強い馬は、黒鹿毛の馬体で他馬を威圧するゼンノロブロイさん。また力也さんと仲が良い内田裕也さんにあたる小島太調教師のサクラプレジデントもこのタイプになります。
そして力也さんといえば若い頃は無鉄砲。ということは3歳で宝塚記念に参戦し古馬と戦った2冠馬ネオユニヴァースも安岡力也さんタイプ。このタイプは腕力に頼って威圧するため距離に不安要素があります。菊花賞では狙わずに、その後のG1はホタテマンとして頑張ることでしょう。
ということは法をタテに納豆のように粘ってバテない藤井総裁タイプの馬の方が有利ということになるのでしょうか?
しかし問題があります。解任される恐れがあるのです。そこで浮上してきたのが石原国土交通相です。
父はあの東京都知事の石原慎太郎。近親には人生を圧勝し三冠を達成した裕次郎もいます。共に日本が産んだ名人物です。
これは父内国産の馬が強いということになるのではないでしょうか?菊花賞は父内国産を買え!
実名を明かすと命が危ないのでD産駒の馬で勝負します。
これでレース後に必要な菊の花を用意すれば万全です。みなさん明日の午後4時、地獄でお会いしましょう。
ちなみに僕は菊花賞10年の歴史で一度しか的中していません。金額に直すと約60万円の損失補填が必要でした。
しかしまだ人生を更迭されずに生きているのだから自分は本当に強い人間だなと思います。1年に一度自分は強い人間だと実感できるのが僕にとっての菊花賞です。
インド風ビーフカレーっていうメニューがあったんだけどインド人にとってダウトみたいなメニューですな。
インド人はヒンズー教徒だから牛肉を食べちゃいけなかったんじゃないかな?インド風なのにインド人は食べられない。
なんとか風っていうのよくありますが、本当にその地方のものなのか疑わしい。
アラビア風モツ煮込みとか、イスラム風豚の生姜焼きとか。っていうのはさすがにないと思いますけど。でもなんかありそうだよな〜。
日本ってこういうダウトみたいなメニュー多い気がします。
前にインドネシアで味の素の中に豚から抽出した酵素が入っていて問題になったことがあったけど、これって豚と同じ空気吸っちゃいけないってことですか?
なんか小学生のときに似たようなことありましたよね。お前と同じ空気吸いたくないとか。それは違うか。僕だけが経験したのか。
市役所の玄関でハープの演奏会をやっていた。
ドビッシーなどクラシックの演奏を集まった300人ぐらいの人が聞き入っていた。
帰りにおばちゃんグループがぼそっと、「知っている曲じゃないと面白くないわね。」
その一言はクラシックというものを根底から覆したような気がした。
上手い下手よりも知っているか知っていないかが一般の人の基準なんですな。
■
今年の6月に原稿を、とある賞に送ったんですが、残念ながら1300通の応募から最終選考の30通には漏れてしまいました(40通だっかな?)
送ったことも忘れていた本日その出版社の編集者さんから、競馬のことを書いて全国の本屋に本を並べるということをしませんかと夕方お電話がありました。
かなりしっかりした出版社といいますか、日本一と言っても過言ではない大きな出版社なので信じられません。
失礼ですが幼少期に人を見たら泥棒と思えと教えられたので、半信半疑で20分近くお話しました。ディック・フランシスの本のことやハイセイコーの時代で競馬を辞めたと仰っていたので、ご年配の方ではないかと思われます。綺麗な日本語を喋る方でした。
文章は書いているのかと質問されたので日記のようなものをホームページで書いていますと応えると、編集者の方に日記は面白くなさそうなので競馬の話が読みたいと云われてその通りだと思いました。
なんせ半年前のことですし何を書いたのかすら憶えていなく(原稿のコピーもいずこへ)突然の電話だったために面を食らってしまい上手く応対ができませんでした。
僕が書いたものを読みたいと仰ったのでホームページを教えました。
このホームページのBACKNUMBERをプリントアウトし審査してみるそうです。新たに原稿を書いて送れば良かった。失敗したと思っています。日記は面白くなさそうだと言われているのにホームページを教えるあたりは、そのような星の下に生まれたのでしょうね。
それに電話で聞いた感じでは僕の文章よりも僕の競馬人生に興味をお持ちになったようで、そのことについて書いてみないかと云うことだと思います。
僕もそれは望むところなんですが、あまりにも突然の電話だったので上手く応対できませんでした。
今回の電話は2度目だったらしく、1週間前に僕が留守のときにも電話を頂いたそうです。電話を切った後祖母に「前にもあったわよ。」と聞くまで知りませんでした。
1300通も応募があったのに僕のような字が汚くて何が書いてあるのか分からない原稿まで読んでいるということに、失礼かもしれませんがただただ関心してしまいました。
今後連絡がなくてもこれはこれで自信になりました。その自信は勘違いというやつですけどね。
以前
お昼休み1時間にイタリア料理のコースを食べた時の失敗をふまえて今回はお昼休みにフランス料理フルコースを食べることにしました。
何度も言いますが、同じ失敗を繰り返すということはお頭の弱い人間のすることです。というわけで、今回は3日前に予約をいれてお昼休み10分前に「すいません。ちょっとお腹が痛いので、すいませんがこのままお昼に行ってきます。すいません。」
こうすることにより目的のお店に行く時間にあてがう事ができるのです。我ながら賢いですな。
お昼にフランス料理など食べる変人はいないだろうと思いながら、お店に入るとお店は女の方で溢れていました。まあフランス料理のお店といえど田舎ですからマダム相手に商売をやっているようなおふらんす料理店。
前菜は、カルパッチョが出てきました。カルパッチョはイタリア料理だと思うんですが、なんせマダム相手のお店。美味しければいいのです。
しかし味わっている暇など御座いません。なんせ元の場所に帰る時間を差し引くと午後12時45分までにはお店をでないといけないのです。味わっている暇など御座いません。
3分の1ほど食べてすぐさまナイフの刃を外に向けて、この皿は味わった次ぎの皿を早くもってこいポーズを取りました。この日のためにインターネットで調べてテーブルマナーを学んできました。
それなのにここの店員さん。気付かない。僕が必死にナイフの歯を皿の外に向けているのにです。
アウチ!と思い横の席を見ると、お上品と云う厚化粧をしたマダムが、鴨料理に舌鼓を打っています。
そのマダムが連れのマダムに向かって、「あ〜。美味しい。このお肉なんのお肉かしらね?」
「ダチョウ?」
カモカモカモカモ。どうみたってカモじゃないですか。お店にとって奥さんが。上手いこと言った!自画自賛。しかしそんなこと思って横の席を気にして人間観察している場合じゃないのです。このままではデザートまでたどり着けない。まだ3品目。全部で6品のコースです。

「早く次ぎの料理を持ってきてください。」と言える雰囲気じゃないし、料理ができていないかも知れない。しかも時計を見たら午後12時半。
そこで僕は女の店員さんに向かって小さく挙手をし呼び寄せました。
「あの〜急用ができたので、すいませんがお会計したいのですが…。」
「あ、そうなんですか。それならば、残りのお料理の方はお持ち帰りになさいますか?」
え!?持ちかえれるんですか?っていうかもう料理が出来あがっているんですか?僕が唖然としていると、女の店員さんが、
「タッパーにお入れしますね。デザートの方なんですが、アイスクリームを使ったものは溶けてしまうので本日のケーキをお入れします。」
5300円を払いタッパーに入れたフランス料理を持って外にでた。値段は高いのか安いのか分からなくなっていた。席を立つ前に横のマダムが言っていた言葉が耳に残った。
「これってなに料理なの?」
看板にはフランス料理って書いてありますけど何なんでしょうね?もっとお店を調べてくるべきでした。それよりもこういうお店にお昼から来ている人って何をしているんでしょうかね?あ、僕は馬券で主に生きています。
職場には40歳を過ぎたお姉さま方が多いんですが見ていて気付いたことがあります。それは、すぐお菓子を食べる。またそのお菓子を配るんです。
今日なんて30分ごとに色々なお姉さんから多種多様のキャラメルを頂きました。キャラメルを好きか嫌いかなどと悠長なことは言っていられない。与えられるままにパクパク。鯉のように食べる。
キャラメルの食べ過ぎで口の中の皮が感覚がなくなるということを経験したことがあるでしょうか?断ることができないもどかしさ。女の人はこんなにお菓子を食べるものなんでしょうか?
これは40歳を過ぎた人特有の現象なんでしょうか?緊張の糸が切れてお菓子に走るとか。しかし今回のお菓子フェアで世の中にはこんなに沢山のお菓子があるなんて僕は知りませんでした。
頂いたキャラメルコーンは病み付きになりプライベートでも購入。新しいマロン味のキャラメルコーンは美味しいですね。無くなるまで止まらないのでティシュの上に分けて置くんですが、もうちょっと食べようかな、もうちょっと食べても大丈夫かな?
そして気がつくと袋の中のキャラメルコーンは数えるぐらいしか残っていない。そこでこれ以上食べるとダメだなと我慢といえない我慢をする。
そんな訳でお菓子をたくさん食べているんですがなぜか2キロほど痩せました。しっかり3食取っているのにです。お菓子は「太る身体に悪い」そう聞きましたが…。
「どうもありがとうございます。いつもすみません。ほんとうに…。」
お菓子を頂く度に満面の笑顔で言っています。
いろいろなダイエット方法がありますが【作り笑顔ダイエット】というのは流行るかも知れません。
ノースリーからヤンキース松井選手が左打席から振ったバットに当ったボールは、彼特有の早い打球でバックスクリーンに飛んでいった。
6歳から始めた三角ベース。右打席では打ちすぎるというので兄に「左で打て。」そう言われ現在のの松井秀喜選手が誕生した。もし右で打っていたのなら今以上の打者になっていたと考えることもできるが、野球はやっていなかったかも知れない。人生とは少しの言葉で変わることもある。
僕は箸を持つときは左利きなのだが、子供の頃食べ過ぎるから「右で持て」と言われたことはない。
そのせいか食べ過ぎて一時体重が110キロになったことがあった。もし子供の頃お箸を、「右で持て」ということを言われたのなら今ごろどうなっていたのだろうか?
何も変わっていない気がします。
エレベーターに乗っていると前で茶髪で化粧が濃い遊んでいそうな女が喋り出した。
「金曜日飲み会したんだけど、大阪弁を喋る男が来てその男が…」
連れの真面目そうな黒髪の女が、「へぇ〜大阪の人?」
「違うの。大阪じゃないのに大阪弁喋ってるの。」
「格好いいの?」
「ぜんぜんダサい。調子がいいだけ。」
などと言っているわりには、茶髪の女は大阪弁を喋る男が気になっているらしい。
「気になっているんでしょ?」
「え!?一応そのあと今日の朝にメール着てねぇ。今度の土曜日飲みに行こうだって。どうしようかな〜。」
「行けばいいじゃん。」
茶髪の女の恋心を突つくように連れの女が言った。
見た目は派手だけど意外にウブなんだなと思ってエレベーターを降りた。
近くの食堂で昼食をとっていると隣から…。
「土曜日飲み会して。まあまあカワイイ子がいてメールアドレス教えてもらった。」
「なんだよ。番号じゃないのかよ。」
一緒にいた連れの男が言った。
「メールがいいんだっつ〜の。オレなりの作戦っていうかさ。」
「なんだよ。その作戦って。」
一人の男が、「おまえ彼女いるじゃん。」
それを聞いて茶髪の女の子の今後を案じた。今週の土曜日に口説かれてガードを堅くして清純派のイメージをと思ったが、お酒を飲んでいたので勢いもありホテルへ。その後、彼女は同僚の友人でもある黒髪の女に「彼、浮気しているみたい」と相談をする。3ヶ月後、男から「お前は遊び。彼女ズラするな。うぜぇ〜よ。」と言われる。
それを聞いた彼女は台所にある包丁を手に取り、無言で彼に向ける。彼はなんちゃって大阪弁で「さっきのはウソや。おまえが本命や。やっぱ好きやねん。」と言う。でも彼女は聞く耳を持たず彼を刺す。
大阪弁は喋っていなかったけど、大阪弁を喋る男はこいつじゃないかと僕は推理せざる得なかった。というか期待。
彼は一命を取り止める。
3年後、彼女は刑務所から出所した。彼は彼女の同僚で友人でもあった黒髪の女と大阪で結婚をしていた。彼女は整形をし彼に近づく。そして復しゅうは始まったのだが…。
恋に第三者の立場であれこれ言ったりするのは楽しい。これは小学生の頃から変わっていない僕の少年のところです。
最近、父と祖母の仲が悪い。
原因は対したことはないのだろうが散りもつもればなんとやら。険悪なムードがリビングいったいに立ち込めている。
僕はリビングで父と日本シリーズを見ていた。第一戦の先発、阪神は井川、ダイエーは斎藤、共に20勝投手。手に汗握る日本シリーズが始まった。
リビングと祖母の部屋はほぼ一間続きになっているので、祖母の部屋でテレビを見ていると、リビングのテレビの音と混同する。部屋のふすまを閉めればいいのだが祖母は閉めない。
同じ番組を見ているのなら気にはならないが、違う番組を見ているとお互いのテレビの音が混同し聞きづらくなり音量戦争が勃発する。
しかし今日は祖母も同じ日本シリーズを見ていた。リビングから祖母の部屋のテレビが見えるので何を見ているか分かる。
戦争は起こらないはずだったが、なぜか音が混同し始めた。同じ野球じゃないのか?同じ日本シリーズじゃないのか?
そういえば同じ日本シリーズの映像でもリビングのテレビの映像と祖母の部屋のテレビに映っている映像が違う。
心当たりがあり僕は新聞を見た。やはりそうだったのか…。TBSのほかに衛星放送でも日本シリーズをやっている。祖母は衛星放送で放映している野球を見ているんだ。同じチャンネルにすればいいものを…。
音が混同する。そして我が家の日本シリーズが始まった。
まず父が舌打ちをする。「チェ!」
そうすると祖母のテレビの音量が一つあがる。祖母のテレビの音量が勝つ。それが気に障った父は舌打ちを連発する。
「チェ!チェ!チェ!チェ!チェ!チェ!チェ!」
7回舌打ちをした。音量が舌打ちの数だけ上がるのか祖母のテレビを見ていたら、今度は祖母のテレビは消音になった。
音の混同はなくなりリビングのテレビに映っている日本シリーズの実況だけが聞こえるようになった。リビングのテレビの音量だけが聞こえるはずなのに、家全体は無音状態のような感じになった。
異様な雰囲気だがこれで音量戦争も終わるだろう、そう思っていたのが甘かった。30秒ぐらいしたら祖母の部屋のテレビから先ほどより大きい音が聞こえた。
ばねも跳ぶ前には縮む。祖母は力を蓄えていたのだ。
今度は父が音量をあげた。もうこうなったら止まらない。日本シリーズの熱戦と共にどんどん音量も大きくなる。
ダイエーがサヨナラ勝ちを収めたとき、お互いのテレビの音が小さくなり我が家の音量戦争も終わった。静けさを取り戻したリビングには父と祖母の二人の怨霊がたちこめていた。
午後6時を過ぎると暗くなる。日が沈むのが早くなった。これからどんどん寒くなっていく。
5mぐらい先に茶髪の髪を束ねた女の人が歩いている。
ここは長い一本道で人気もない。
その女性が振りかえる。
看板には【痴漢に注意!】と書かれていた。え!?僕はその噂の痴漢?違うよ!違う!超ナイスガイ!
君はたしかに可愛い。バービー人形のようだ。しかしだ。僕だって一応理性というものがある。
幕末の人斬りだって背後からは襲わない。正々堂々と正面から人を斬るという。
僕だって痴漢をするならこの子なら捕まっても本望と一生の覚悟を決めて正面から片膝をついて
「愛しています!」と言ってから痴漢をする。
背後からはしません。だって君の瞳が見えないから(照)
女性が何度も振りかえる。僕は眼が合わないように在らぬ方向に視線を飛ばす。
女性の後ろを歩くのは気が引けたので、女性を追い越そうと思い早歩きをした。
そうしたら女性が急に走り出したではないか。僕は森のくまさんですか?
走り去って行った女性の後姿が闇に消えた。呆然としていると葉っぱが鼻の上に落ちた。その葉を手に取ると色ついていた。こうして今年も人生の冬が来るのを感じた。
「このズボンがくさいんだよ!」
「そうかしら。」
「だからオレのズボンも臭くなるんだよ。」
母と弟がリビングで言い合いをしているのはいつものこと。
最近はだいたい洗濯物についての言い合い。弟は洋服をたくさん持っているので、その洗濯のし方についていつも言い合っている。
「これ匂う?匂わないよね?」
僕にズボンを嗅いでみろと母がズボンを僕に差し出した。僕は鼻と頭は犬並に良いので、食べ物が腐っているか腐っていないか嗅いでみる係りなんです。
母のズボンを嗅ぐのは正直気が引けるが、弟がそんなに臭いというのなら嗅いでみたい。
母のズボンを嗅いだ…。
なんじゃ〜これは!納豆の匂いがするじゃないか!これが匂わないなんてうちの母ちゃん超鼻炎?
凄い臭いんですけど。朝起きてこのズボンのポケットに大豆を入れて夜出すと納豆ができるんじゃないかってぐらい臭いんですけど。
なんですかこれ。茨城名産の納豆ズボンですか?ドラえもんもびっくり納豆ズボンみたいな。
しかしこの臭いに思い当たるふしが…。
3日ほど前に僕のジョギング用のパーカーも同じ臭いがした。
ジョギング用なので「僕の汗の臭いが取れないのかな?それにしても納豆っていうか足の臭いっていうか。僕はこんなに臭いのか…。これでは女子に持てないはずだ。」
などど太宰治並にかなり凹んだ。僕の体臭の臭いだとばかり思っていた。
でもそうじゃないと分かった。この臭いは母のズボンの臭いだ!
だって僕のパーカーは母のズボンより臭わないし、母のズボンと出会うまでは全然臭わなかった。母のズボンと洗濯機で出会ったのが運の尽きだったんだ…。
弟が、「この納豆ズボン(母のズボン)と一緒に洗ったからくせぇ〜んだよ。」
臭いが移るなんてすごいズボンだ。コピー&ペーストお手のもの!
しかしなんで母さんのズボンはこんな臭いがするんや。臭過ぎて大阪弁にもなるやさかい。
この黒いズボンで納豆菌を作り内職をして家計を助けようとでも思ったのでしょうか?泣けるくらい臭い話じゃないか?
そんなアホなことはない。
臭い臭いと騒ぐので父も仲間に入れろと言わんばかりにズボンを嗅がせろと参戦してきた。
臭いものは友を呼ぶらしい。友達を作りたいなら臭くなれ!それがいやなら臭い友達を見つけろ!なんてことも思ってしまうほど父の食いつきが良かった。
ズボンを嗅いだ父は、「これは魚の臭いだな…。」
いまでこそこんなのだけどむかし愛した女の匂いがこんな臭いなんだと思ったのか、父は無言になってしまった。この表現は生々しい!生々しいほど臭い。
しかし臭いの感じ方も千差万別。共通するのは臭い臭いあ〜くさい。これまた臭い。あ〜臭い。
なぜ母のズボンは臭いのか?化学反応を起こしたのか?母はこの黒い納豆ズボンを履いている時に肥溜めにでも嵌ったのか?
謎なんですが、洗濯してもこの臭いは落ちそうもないので、家族裁判の結果、捨てさせることにしました。
そして僕のジョギング用のパーカーも母の納豆ズボンの臭いが移ったのかミニ臭いので、これも捨てることにしました。
母をかばう訳ではないのですが、母はそれほど臭くありません。
しかしこのズボンを履いていてこの臭いにも気付かない母を捨てたほうが良いのか、もう一度チャンスを与えるべきなのか家族会議で選択しているところです。
あなたの味覚は正しいものでしょうか?
とあるコンビニで買ったすき焼きの生卵の味が変だ。
いつも僕が食べている卵の味が変ならばこれは正常な味ということになるかも知れないが、どうもこれは腐っているような気がする。
しかし買ってきたばかりで賞味期限が過ぎていないので我慢して食べてしまった。これで僕が食中毒になれば、とあるコンビニは営業停止処分になるかも知れない。
以前、デパートで購入したうなぎに当り食中毒になったことがある。祖母がうなぎを購入したデパートに問い合わせたところ商品券などを持って丁重に謝りにきた。
その大手デパートから来た謝る人の謝り具合が絶妙だった。グーの音も出ない謝り方。謝るというのはこういうものだというある意味芸術を見せられた。
僕の祖母がグーの音もでないのだから芸術的なすみませんだった。
本当に強いボクサーは相手の攻撃をかわして打ち疲れさせ、そこで一発カウンターを打ちKOを奪うというのを聞いたことがあるが、まるで天才ボクサーのようだ。
相手の怒りを全て交わして「すいません」
後に知ったことですが、デパートには謝る係りという人がいるらしい。そういえば何だかこなれていた。謝る係りの人はそういう星の下に生まれていないとできない仕事かも知れない。
しかしなぜ謝る人は謝る仕事に任命されたのだろうか。別に彼が悪いわけじゃない。謝ってもらったところで僕の下痢は治らない。
よく聞くが謝り過ぎる日本人。謝る文化というのは日本人特有の文化ではないか。その謝る最高峰に位置するのが切腹である。
逆にいえば日本人というのは謝ってもらうと気が済んでしまう温厚な人種なのかも知れない。
しかし事件などあった場合。犯人に謝罪の意志ないというのがあるが、被害者にとっては「謝ってもらっても」というのがあるらしい。
そのような状況というのは最悪な状況であって、謝って済む問題ではない。謝って済むというのは、謝られる側も対した損害がない場合に限られるのではないか。
現在、謝って済む問題ではない凶悪事件が増えている。今こそ謝って済みません文化というものを見なおして見るべきではないのでしょうか。
僕はどちらかというと褒められるのも苦手ですし謝られるもの苦手です。
ということで、今後ここの日記が面白いと思った場合、そのときは静かに「最高です」と10回暗唱してください。すみませんがあなたの価値観は正しいものです。
電車に乗っていると車中、子供が騒いでいる。
その方に視線を向けると、お母さんらしき人がおっぱいを出して騒いでいる子に「おっぱい飲みたいの?」そのおっぱいを吸う2歳ぐらいの女の子。
お母さんと視線があった。母親の目が女だった。
見てはいけないものを見てしまった。なんとも説明しにくい心境になった。いやそう感じだ僕に責任があるのかも。
母親ではなく20代の女性がノーブラで白いティーシャツから乳首が透けて見えていたら、「今日は良い日だ幸運だ」
また対面に座っている女性のパンツが見えたりしたら生きてきて良かった。
そう思うしそれ意外なにもない?
昔はよくおっぱいをあげている光景を見かけたらしいが、そのような姿を見てエロスを感じたのだろうか。
しかしエロスって言葉生々しくてさわやかじゃない。じゃあなんて言おう。胸キュンとかにしようかな。おっぱいを見ただけに。

岩手の競馬場の馬券が本日から東京競馬場でも買えるようになりました。その記念のトークショーにグレートサスケさんが来ていた。
競馬のことをまったく知らないグレートサスケさんは苦戦。
しかしご当地岩手の美味しいものトークになると輝きを取り戻し、ずっとぴょんぴょん舎というところの冷麺と中村屋の三陸海宝漬というのが美味しいです。と言っていた。
司会者の女の人に「そろそろ競馬の話しでも…。」と言われ、その後のサスケさんは寂しそうに、うつむいて競馬新聞を読むフリをしていました。
マスクを被っていても読んでいるフリとかつまんなそうとか分かるのは発見だった。
2時間寝たら眼が覚めちゃって午前4時過ぎにドライブがてら、24時間営業のスーパーに行ったら、その入り口で「ごめん!待たせて!」とか言って女の子が寄ってきた。
待たせた記憶はないけど待たせたのかも知れないとか思っていたら、僕の横にいた人が待たせられた男。なんかサワヤカそうなんだけど、スポーツ系のさわやかじゃなくって文系のさわやかさがある男だった。
「私頑張ったんだから。疲れちゃった。」
とか言って女の子が男に話しかけている。女の子の方が好きって度合いが高く見えるけど、男の方はそういう冷めたタイプなんだろうな〜。たぶんこれはこれで万事上手く行っているのだろう。
ちょっとだけ羨ましいな〜とか思って午前4時過ぎのスーパーに入ったら棚卸みたいなことをやっていた。店員さんの方が多くってお客は僕以外には二人だけ。
一人は化粧が濃いお水っぽい女の子。眼があったけど僕は視線をすぐ別に移した。品物はほとんど棚にはまだ並んでいなくって取りあえず冷凍食品を買った。
帰り車を運転していると、沈みそうなまん丸な月が見えた。その月はなんかボァ〜っていう感じで時代劇なんかに出てきそうで、まるっきりウソっぽくって。でも綺麗で。
信号待ちしていると、コンビニで一人で地べたに座っている20歳ぐらいの帽子を被った男の子が何かを食べていた。
遊んだ帰りかな?それとも彼女を待っているのかな?なんて考えていたら信号が青になったので前に進む。
車から降りたら携帯のカメラで月の写真を撮ろう。車を駐車場に止めようとすると父がいた。
「お前、何やってんだ?オレは眠れなかったから。もう仕事に行く。」
「こんなに早く?まだ5時だよ。」
「会社に行って寝るんだよ。」
父はいつもより早い時間に車に乗って仕事場に行った。いつもより早いって言ってもいつもは5時半頃行くから30分ぐらい早いだけ。
父を見送ってから、携帯のカメラに月を収めにいった。しかし夜が長くなったな〜。もうすぐ冬か。沈む間際の月って綺麗だな〜。

沈む月のように生きたいな〜。ってどんな感じだか分からないけど、携帯のカメラ越しに写る沈む月を見てそんなことを思った。いや、思ってみたかな?
とんこつラーメン、【
くわんくわん】
かなりアッサリした味のとんこつラーメン。チャーシューは煮た物を軽く焼いたもので、とろけ具合も良く美味でした。
毎日のスープには点数がついており、8点満点中5点以下だと全品100円引き。3点以下だとお店を開けないそうです。僕が食べた日は6点でした。演出として面白いものだと思います。
とんこつの独特の臭いがダメな方にはお奨めしませんが、店の雰囲気も良いので問題なくお奨めできるラーメン店です。
ということで家の夕飯はステーキだったんですが食べられませんでした。
ステーキの味が濃いとかいうことはないと思うので大丈夫だと思うんですが、ってステーキとか血圧が高い人は食べてはいけないのでは?
母ちゃんやるね!とか言ったりして。
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Movable Typeを設置することにしました。
設置をするのに悪戦苦闘が予想されるために、本日から私がMovable Typeを使いこなせるまでトップページの表示がおかしくなる恐れがあります。ご了承ください。
現在、日記はAkiaryというCGIを使用して更新しています。なんら不満はないのですが、私の趣味やスタイルから日記をBLOGにすることは観覧する立場でも有益なことだと思うため設置に踏み切りました。
しかし必ずしも有益な情報及び読めば頭が良くなるということではないのであしからず。ほんにゃらら。
【BLOGにすることにより松田の予想という競馬予想もこちらに持ってくる予定。世界一の競馬サイトを目指します(ウソ)】
さてと、これからマニュアルを読みます…。でも眠いから寝ましょうかね〜。という感じで徐々に設置していくので見にくい期間が長くなるかも知れませんが、見捨てないでくだチャイナ中華人民共和国。
「殺す気か!」
昨日の夕飯。父が母に向かってそう怒鳴っていた。父がなぜ殺されるほどの危機感を抱いているのか聞いてみたら「これ食べてみろ。」
野菜炒めを差出した。僕はその野菜炒めを食べてすぐガッテンいった。
味が濃すぎる…。
ずっと頭が痛い「オレはもう死ぬ」というので1週間前父が病院に行った。
診断した結果、血圧が高いということで、血圧を下げるためのプログラムというのを組んできた。
そこには味付けが濃くカロリーの高いものは禁止と書いてあった。そのことは母も知っていたはずだが、味付けの濃いものを出したので「殺す気か!」と父が怒鳴った。しかし母は、「そうかな?」といつも通りだ。
元々、母の料理の味付けは濃いのだが、ここ最近より一層濃くなった気がする。女だから味付けが気候によって変わることもあるだろうが、今の時期に濃いなんて…。
やっぱり父のことを殺す気なのではないか?保険金とか掛けているんじゃないか?よくある熟年夫婦の…。
しかし今、父に死んでもらっては困る。家のローンを払い終るのは85歳の予定だから長生きしてもらわないといけない。
味が濃いっていうんだから塩を抜けばいいんだと、母に冗談半分で言ったら「それもそうね。」
本日の夕飯から塩抜きが始まる…。血圧は下がるが怒鳴る元気がなくなる父。塩抜きの意味が分かっていない母。無知ほど恐ろしいことはない。犯罪も故意の方が刑が重いというではないか。
回覧板が周ってきて、「各戸のドアの開け閉めの音が気になる。」と指摘がありましたので管理人さんに調整をして頂く事になった、と書いてあった。
ドアの開け閉めの音を気にしてみたところ、気になるようになった。気にすれば気になるのは当然?
マンションに住んでいると、気になる人は気になるみたいでこういう苦情というか指摘がよくある。
7年ぐらい前に、上の3階に住んでいるおばちゃんが、下の階に住んでいる僕たちのドアが大きいと言って、錆び止めをつけていった。
「なんだか感じが悪いね〜。」「もっと大きな音で閉めようか?」
と家族で話していたら、パトカーのサイレンが聞こえた。
何だと思ったら、錆び止めおばちゃん家族は、上の4階に住んでいる人にも錆び止めをつけにいったらしいが、逆に包丁を刺された。怪我はかすり傷程度だったとのこと。
いくら気に障っても包丁で刺しちゃいけないよな。
この話には続きがあって、3階の刺された方のおばちゃん家族はこのマンションを出ていったけど、4階に住んでいる刺した方の家族はその後5年ぐらい住んでいた。
普通は刺した方の家族が出ていくと思うのだけど?刺された方のおばちゃん家族は気になったんでしょうね。
約10年ぶりにジェットコースターに乗ったんですが、寿命が10歳ぐらい縮みました。しかも2回乗ったので20歳ぐらい縮んでみました。損をしました。
あと5回ぐらい乗れば良かったかな〜と思います。
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北野武監督の【座頭市】を見ました。
評論家や業界人の評価は高いが今までセールスがいまいちだったロックバンドが、ロックにラップを融合、豪華アーティストをフィーチャリング。オレ達だって売れる曲を作れるんだぞという感じで北野武監督が製作した映画です。
エンターティメント性に優れ全体的にコンパクトにまとまっており今までの北野監督の映画より見やすいというのが一番のポイントでしょうか。
話題のタップダンスシーンはどこに挿入されているのか気になっていたんですが、ドリフの全員集合、キャスト紹介みたいな感じで最後に使われていました。
印象に残ったシーンは雨が桶に溜りそこにもみじが浮かんでいるシーン。ワーナーの映画館で見たお陰か音の使い方が素晴らしかったです。
一番良かったのは、横の席の男性が爆睡していまして、タップダンスシーンになったら目を覚まし食い入るように映画を見ていたことです。
要するにタップシーンの前まで全て見ていればタップダンスのシーンは見なくてもいいが、タップダンスのシーンしか見なかった場合でも「見たよ!」と言える映画だということです。
モグモグGOMBOって先週で終わってしまったんですね。子供が作る料理ってどんなに良い食材を使ってもとても不味そうで面白かったのに。
不味そうに見えるといえば…。
出前で取っていた寿司屋のおじさんを初めて見た時、寿司屋のおじさんは前歯が抜けていて鼻毛が鼻からいっぱいこんにちはしていた。
それ以降、あのおじさんが握っているんだと思ったらイクラが鼻毛に見えた。出前を取っても美味しいと感じることは無かった。
料理って食材や料理人の腕よりも作っている人の身なりが一番重要だと思った。
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父はくしゃみと同時に「は〜くしょん」と大きな声で言う。
なんでハクションと言うのか聞いてみたら、くしゃみと同時におならが出てしまうそうで、そのおならの音を隠しているそうだ。
最近はくしゃみが出た後のおまけもある。「は〜くしょん!ほんじゃかこのやろ〜ちくしょう。」
歳を取ったんだな〜って思った。
ちなみに僕も20歳を過ぎた頃から、くしゃみと同時におならが出ることがある。10代の時はそんなことはなかった。
身体のネジが緩んできたようだ。こうやって人は老いていくのだろうか。父のようなワザでカバーしなくては!
へ、へ、へへ〜が出るよ〜!(くしゃみは何処へ。)
僕がむかし住んでいた家の裏には大きな駐車場があった。学校から帰ってくるとほぼ毎日駐車場に行く。駐車場は路面が舗装されていなく砂利になっている。周りは、ねこじゃらしで有名なえのころ草などの雑草が茂っていて秋になるとんぼなどが飛ぶ絶好の遊び場だった。
いつものように、駐車してある車に当らないように一人で石を投げて遊んでいた。前に一度だけ投げた石が、車のフロントガラスに当ってひびが入ったことがあった。その後、1ヶ月ぐらい駐車場には行かなかった。
そして今日も石を投げて遊んでいた。車のガラスを割ってからというものかなり慎重に投げるようになったので、コントロールは格段に良くなっていた。
カーブやシュートなども投げていた。カーブを投げた時だった。手元が狂い少し石が意図した方向よりもそれて飛んでいった。
そちらには車はなく草むらだったので安心していたら、「あ!」
人の声が聞こえた。僕は一目散に逃げた。
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近所の床屋さんで髪を切ってもらっていた。おばあちゃんが丸く切るように丸く切るようにと床屋のおばさんに何時ものように頼んでいた。
「丸くなんていやよね〜。角張っていた方が格好いいよね〜。」
床屋のおばさんは僕にそう語りかけた。いつものことだと思っていた。床屋のおばさんは僕の髪を切りながら僕に語りかけたり、おばあちゃんと話したりしている。
「駐車場の横に住んでいるおばあさん。昨日、石が降ってきて怪我をしたんだってね〜。」
「まあ、どこかの子供が投げたのかね〜。恐いね。」
その後2週間ぐらい駐車場には行かなかった。
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今日は駐車場でとんぼを捕まえて遊んでいた。石を投げるのは危ないので最近は投げていない。
捕まえたとんぼのお尻に糸をつけて飛ばしていた。
「とんぼを捕まえたの。」
振りかえると白髪の品の良さそうなおばあさんが黒い子猫を抱いて立っていた。その後、何か会話をしたと思うが気がついたらおばあさんの大きな家でメロンを食べていた。
美味しいメロンだった。
「また遊びにおいで。」
おばあさんがそう言ったのでメロンを食べに2週間毎日行った。2週間しか行けなかった。2週間後行ったら家には誰もいなかった。次の日もピンポンを押したが誰も出てこなかった。
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近所の床屋さんで髪を切ってもらっていた。相変わらずおばあちゃんは僕の頭を丸くしたいらしい。丸く丸くと念じるように床屋のおばさんに頼んでいる。しかし床屋のおばさんは僕を角刈りにしたいらしい。いつものことだ。
「駐車場の横に住んでいるおばあさん。心臓が悪くて入院したんですって。道で倒れたから良かったらしいのよ。」
「ほらあのおばあさん一人暮しでしょ。家で倒れたらそのまんまで助からなかったかも知れないんだって。」
「息子とかはいないの?」
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おばあさんが家に戻らなくなり5年が過ぎた。僕は中学生になって隣町に引っ越した。ときどき学校帰りに思い出したかのように駐車場による。駐車場の周りにはフェンスが出来ていた。マンションを建設するらしい。フェンスをよじ登って駐車場の中に入った。
おばあさんの大きな家は草木が茂り荒れてはいたが残っていた。窓から中を覗いてみる。家具も何もない。誰かが持って行ったのだろう。
帰ろうとして背を向けると猫の鳴き声がした。
振りかえると玄関のドアの前に白い猫がいた。
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僕は学校帰りにお弁当の残りを新聞紙の上に移し猫にあげた。
しばらくすると猫が出てくる。お礼も言わないで猫は食べる。
そうして1ヶ月ぐらい経った。いつものようにおばあさんの家に行った。
弁当の残りを新聞紙の上に移す。しばらくすると猫が出てくる。
お礼も言わないで猫は食べている。
猫が食べいるのを見届け猫に背を向けて歩き出した。
猫の鳴き声がした。
振りかえると、白い猫の他に黒い子猫が3匹いた。黒い子猫は3匹とも初めて見たが、むかし見たような気もした。家族のようだった。
それ以後、猫を見かけない。
福山雅治さんをテレビで見かけると高校の時の同級生を思い出します。
福山さんに憧れていて「愛だけお〜」と四六時中歌われたので。
顔なども微妙に似ているので「似てるよ」と言ったら最後。もう完全に福山雅治になっていました。微妙に似ているんだけど格好悪かった。
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おばさんの喉頭ガンは放射線治療で治すそうで手術はしないで済むそう。良かった良かった。
「以前からなにか喋りにくかった」
って言っていた。治ったらどれだけ喋るんだろう。恐ろしや〜。
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ココリコ黄金伝説の1万円1ヶ月生活するというのを見た。
よゐこの濱口さんが凄過ぎた。テレビ用のやらせかも知れないけど、モリがあんなに上手いなんて。僕はモリ歴10年だけど驚きました。
突いている魚が、岩魚などで難易度が高い魚をついていたので。いや〜お笑い芸人恐るべしです。
フォルダの整理をしていたら、フォトショップのプログラムが入っているフォルダのスペルがphotosoupになっていた。
ソフトは問題なく動く。でもフォトスープ。ありそでなさそうなフォトスープ。
気になってしょうがない。
直したい。でも途中で「photoshop」に直すとソフトが動かなくなるかも知れないので直せない。
Adobeさん!フォトショの新しいバージョンは改名してフォトスープ略して、フォトスってどうですか?いけてますよ。たぶん。
「いらっしゃいませ。フォトスープはいかがですか?」とか電気屋さんは薦めやすい。
他にもスペルが間違っているフォルダ発見。そもそもフォルダ名を英語にしたのが間違えだった。日本語でも動くのかな?
フォルダの名前つける時にスペルチェックしてくれるソフトってあればいいかも。でもphotosoupはそのままの可能性大。
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保険証が10月1日から一人一人カードになったみたい。
4人家族なら年齢に関係無く4枚のカード。
これによって財布に携帯することも可能に。いつどこで病気になっても安心?
しかし保険証を無くす率も4倍に!しかも無くした時は、もう誰のせいにもできません。
「母ちゃんが無くしたんじゃんか!!」とか擦り付け合いができない。
こういうことからも、何か家族というものの形が変わってくるのかもな〜とか思った。