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2005年03月31日(木)18:38

モリゾーを芋焼酎だと思ったのは今は昔…。

モリゾーは愛知万博のマスコットの名前。昔から運営しているもりぞうさんの個人サイトとかありそうで、もりぞうって何者?という人が検索して今ごろカウンターが鬼のように回っているかも知れない。

実際「もりぞう」で検索したらもりぞう日記というのがありました。

僕のサイトきみいて。も「きみに読む物語」という映画が公開されて相乗効果を期待したのだけれど、「きみよむ」効果はなかった。



桜サクお久しブリトニアスピアーズ。

吐き気や頭が割れそうなほど痛くて更新できませんでした。子供の頃【頭痛持ち】というのに憧れたことがあります。なんか病気を持っているというのが大人っぽいような感じがして、ちょっと調子が悪いと先生に「頭痛持ちなんで体育見学していいですか?」

ということを言っていました。そうしたら先生に「病院に行ってこい」と言われて仮病がばれちゃうと焦ったことがあります。

でも実際そんなに頭が痛くないのに頭痛い、頭痛いと念じていたのが良かったのか病院に行って熱を計ったら37.5度あって安心したことがありました。



ETさんにアクセサリーをプレゼントしようと思いました。僕は女性にアクセサリーをプレゼントしたことがないですし何をあげていいのか分からない。

一つだけ知っているのは【ティファニー】でした。

僕はティファニーを買うことにしたのですが、ETさんがぼそっと言ったことを思い出しました。

「わたしティファニー貰ったことある。」

それは前の彼氏さんに貰ったということでありまして。前の彼氏さんから貰ったティファニーはティファニーでもなんのティファニーか分からないのです。

でもティファニーといえばハートが思い浮びます。たぶんETさんの前の彼氏さんはティファニーのハートのネックレスをプレゼントしたんだろう。

僕は思案に思案を重ねた結果、ティファニーのティアーズドロップのピアスとネックレスとエターナルというネックレスを3点購入しました。

一気にプレゼントしてしまえば喜びはその時だけ。隔月でプレゼントしようと思いました。

まずはティアーズドロップという涙の形をしたピアスをプレゼントしました。

「あ!ティアーズドロップ!」

ETさんはなぜかペンダントの名前を知っていたのです。もしかして前の彼氏さんとダブった?その時は恐くて聞けませんでした。

2ヶ月後、エターナルをプレゼントしました。でもこのエターナルという名前は知らなかったのです。その時、勇気を出して僕はETさんに聞きました。

「前の彼氏さんに貰ったのってもしかしてティアーズドロップ?」

ETさんは頷きました。まさにビンゴ!

まさかティアーズドロップでタブるとは思いもよらず。普通はハートだよな〜。前の彼氏さんも僕と同じように「ハートは普通だし」と考えていたらしいのです。

素直にハートにしておけば…。

僕の涙のペンダントが余ってしまいました。

ETさんが「前の彼氏さんに貰ったの捨てる!」

といいました。

「思い出がつまっているのだから捨てなくていいんじゃない?」

本当は捨てないで売ればいいじゃないの?と思いましたが言えませんでした。

女性って前の彼氏さんから貰ったものって取ってあるものなのでしょうか?

そういえば僕も小学校の時に好きだった女の子から盗んだ髪止めと、4年前のバレンタインデェーに貰ったチョコレートを取ってあります。

思い出がつまっているというよりも捨てたら呪われそうで捨てられません。かと言って4年前のチョコレートを食べるのも無理。

2005年03月25日(金)1:23

カナダに留学をしているえりちゃんが泥棒に入られて催涙スプレーをまかれたらしい。盗まれたものなど詳しくは分からないが怪我がないみたいなので一安心。

催涙スプレーの威力は凄いものがある。僕はそれを体験している。

定時制高校に行っていた頃、同じクラスに迷彩服を着ていつでも戦争に行けますという格好をした自衛隊に憧れている子がいた。

彼はナイフを持っていて「松田君鉛筆削ってあげる。」といって、そのナイフで器用に鉛筆を削ってくれた。

彼が急に「松田君相談があるんだけど?」

「なに?」

「松田君、本物のピストル手に入らないかな?」

そんなこと聞かれても困る。でも彼の目は真剣だった。

彼は普段からナイフを持っていたため補導されたこともあった。

彼とゲームセンターに行ってピストルを使ったゲームをする。普通の人の的中率は70%前後なんだけれど彼の的中率は98%だった。でも彼は、

「100%じゃないとダメなんだ。」

彼は気が弱いためよく虐められていた。

ある日、休憩時間から教室に戻るとみんな泣いていた。異様な光景だった。

何があったのか聞いてみたら彼が隣りクラスの不良にちょっかいを出されて、奇声を上げていきなり催涙スプレーをまいたらしい。

それが教室に充満したせいでみんな泣いていた。僕も何だか目が痛くなってきた。直接ではないのに凄い威力だなと思った。

彼は催涙スプレーをまいて逃げたが、階段で足を踏み外して骨折した。

それから学校に来ていない。いや、その後1度だけ学校で見た。両親と一緒だった。

お父さんもお母さんも白髪交じりで16,7歳の子を持つ親の年齢よりもっと上に見えた。60歳は超えているような感じだった。穏やかな表情をしていた。

たまに彼のことを噂する。

強烈なキャラクターだったから今でも話題にでる。

「イラクに戦争にいっているんじゃないか?」

そう言ってみんなで笑う。僕も笑う。その後、なんだか悲しくなる。彼は上手く生きているのか?ここで彼のことを笑っている僕は上手く生きているのか?

彼には才能がある。あれだけナイフを上手に使い鉛筆を削った人を僕は見たことがない。それを活かせる場所と気付いてあげられる人と出会っていればいい。

僕はもうそんなことも言ってられない歳になった。いやまだまだだと思いたい。

2005年03月22日(火)0:45

ETさんにはかわいそうな3連休でしたが、今年初めて開催された夜お馬さんがパカパカするトゥインクル競馬に行って来ました。

ETさんは馬券を買うのはほぼ初めてだったんですが、呑み込みが早く僕の説明を理解し競馬新聞を見て馬券の検討をできるようになりました。

競馬は人の数だけいろいろなファクターがあります。そしてその馬券の買い方には性格はおろか本性がでます。

ETさんの買い方は一番人気がある馬を買わないのです。一番人気のある馬は単純に一番勝つ確率が高いとされている馬。人間でいうなら東大を卒業し弁護士という超エリート。

「わたるくんどれが一番人気?」

「5番」

「じゃあそれは買わないで…。」

絶対に一番人気は買いません。僕が「これは一番人気でもくるよ。」と言っても「一番人気は買わない!」

しかしETさんは万馬券を当てて一攫千金というようなタイプではないみたいなのです。

ETさんが女子高生ふうで言う超カッコウイイと思う人は「松田龍平」

それを聞いたとき、「今まで男の人に黙れてきた?」

と聞いてしまおうかと思うぐらいでした。

CMに松田龍平さんが出てきた時など「カッコイイ!」と目がハートを超えおにぎりになっています。

そして競馬でいったら最低人気の僕、松田わたると付き合っています。ETさんは「松田」が好き?

なんだかオチを付ける前にオチがついちゃいましたが、とにもかくにも馬券の買い方からETさんの本性が分かってしまいました。

◎診断結果

【本当はクラスで一番人気のある男の子に興味があるのに「キライ」そう言って心の中では我慢しないと我慢しないとそんな我慢している自分が好き好きタイプ。ただの捻くれ者。】

ということで皆さん友人、知人、恋人と競馬場に行ってみてください。どの心理テストよりもその人の心が分かってしまうかも知れません。

ちなみにETさんの馬券の成績はほぼ軸は全て着ているのに結果は1着3着というあと少しの所でハズレ。小学校の先生のハンコふうで言うのなら"がんばりましたが…"

彼女の人生がそうはならないように至近距離から望遠鏡で覗き祈っています。

2005年03月18日(金)18:33

喫茶店で母が突然僕の目を見て、

「最近目が小さくなってきたんじゃない?」

と言いました。

確かに目は小さいかも知れませんが、日に日に目が小さくなる病気なんて聞いたことないです。

ETさんも会う度に「目小ちゃいね〜。」

そりゃ〜アメリカンサイズのETさんに比べれば僕の目なんてありんこ同然ですよ。

花も綺麗だねと話しかければ綺麗に咲くといいます。それと同じように毎回毎回「目小ちゃいね〜。」と言われていたから萎縮しちゃったのでしょうか?

そんなことを気にしていたら母が、「ゴマみたいだね。」とアザラシみたいなことを言いました。僕の目はゴマちゃんですか?

言葉の響きだけは結構カワイイです。

母が、「おばさんもおじさんもそんなに目が小さくないのに。どうしちゃったんだろうねぇ〜?怪奇現象かしら?」

たしかに両親の目は普通のサイズより大きいかも知れません。でも僕は小さい。でも五体満足に産んでくれたと思いますよ。

しかし、それを言うのなら「突然変異じゃない?」

と母に言いました。そうしたら母が、

「遺伝しないものねぇ〜。」

これだけ目が小さいと言われると大きくなってはいけないような気さえしてきました。

喫茶店を出てスーパーで買い物をしていると母が再び突然、

「ゴミが入らなくていい。」

まあ目が小さな利点もありますわ。

「あ、さっきより目が大きくなった。」

「そんなことあるわけない。」

「ワタルはいつも笑ってるから目が小さくなるんだね。」

いつもにやけているってなんかアホみたいだな〜と思っていたら母が、

「外人はパンが好きなんだねぇ〜。」

世紀の大発見をしたような顔をして言いました。ついに56歳の母はボケてしまったのでしょうか?

「なに言ってるの?」

「あの外人さっき喫茶店でパン食べてたのにまたパン3つ買ってた。」

脳細胞も遺伝していないようです。いや遺伝していないと信じたいです。

2005年03月17日(木)6:55

昨日おじさんと飯田橋にある高はしというラーメンを食べに行きました。お店は混んでいまして行列ができていました。

店内が凄く狭くただでさえ肩幅があるのに左利きの僕は隣りの人のヒジに当らない様にラーメンを食べることに必死。

ETさんと横に並んでラーメンを食べることもあるのですが、その時に彼女も左利きということを実感します。そしてその左利きの人が側にいることに「あ〜なんかいいな〜。」妙に感動します。

ETさんの良いところはという質問は真っ先に「左利き!」と答えようと思っています。

まあお互い左巻きなんですけどね。

さて、肝心のラーメンの味ですが「味があるのかな?油の味しかしないな〜?」と思いおじさんに「イマイチですね。」と言おうと思ったらおじさんは、

「いや〜美味しかったね。」

本当に美味しそうな顔をして言ったので、イマイチですね。という訳にもいかず「美味しかったですね。」

これだけ行列ができているし、僕のだけ作り方間違えちゃったんじゃないのかな?きっとそうだと自分に言い聞かせました。

きっと僕は普通だ。きっとそうだ。うん大丈夫。常に人生もこんな感じで自らに言い聞かせています。



早起きをしたのでちょっと去年の今ごろの日記を読み返してみました。自分で言うのもなんですが文句無く面白かったと思うのは、自分の家が売りに出ていた日記。【LINK】

つくづくネタにことかかないなと思いました。でもまあ1年経ち普通に同じマンションで暮せているのは幸せです。

そういえば前から読んで下さっている貴重な読者さんは分かると思うのですが、愛犬のキャビにコブができたという話を何度が書きましたが、こんどは父にコブができました。

コブと言ってもまぶたにできたんです。文字通り目の上のたんこぶです。最初はそれほど大きくなかったのですが、日に日に大きくなりまして。

コブの重さで瞼が自力では開かないようになってしまいました。特に寝起きだと今年60歳という年齢も手伝って目が手動でないと開きません。死体のようです。

今の父の容貌を解りやすく言うのなら、げげげの鬼太郎に出てくる座敷わらしとフランケンシュタインを二で割った感じです。

自分の父なんですが気持ち悪いったらありゃしないです。

昔から父はよく目の病気や怪我にかかっていまして。子供の頃よくお味噌汁のお椀に硫酸を入れて目を洗っていました。

それでそのまんま硫酸の入ったお味噌汁のお椀を冷蔵庫に入れておくのです。これが子供の頃イヤで仕方がなかったです。

話しは360度変わります。

本気もウソもないのですが本気で競馬が最近当りません。日曜日あまりにも当らなかったので、競馬が終わってすぐETさんに「もう競馬は辞めます」というメールをしました。

東京競馬場に通い続けて11年。たぶんギネスに掲載されても良いぐらい僕は馬券を買い続けています。でも鉄人衣笠だって引退したように、僕だって引退しなければいけない時がくるのです。

彼らは体力の限界ですが、僕はお金の限界です。

しかしもう土日、朝起きたら競馬場に行くというのは体に染みついている行動。でも引退しなければいけない時がきたんだなと思いました。

そこでETさんに決意表明のメールを送ったんですが…。

決意表明から4日経ちました。K1の角田選手も引退した後に復活します。あの感動を味わった人は普通の人間には戻れないのです。

やっぱり競馬辞められないと思っているのですが…。

まあ長く書けばいいってもんじゃありませんが、少し何か小話でも。

僕は小学校3年生まで危ないという理由で自転車を買ってもらえませんでした。同じクラスの大塚君も自転車を持っていませんでした。いつも友達と遊ぶときは、僕は大塚君と走って自転車に乗った友達についていきました。

僕は小学校3年生の時に自転車を買ってもらいました。大塚君一人だけが自転車を持っていないことになりました。

しかし僕は自転車を買ってもらっても道路で乗ることは危ないと親に禁止されていたので友達と遊ぶときは変わらず大塚君と走ってついていっていました。

ある日そんな大塚君が「おれ、とうちゃんにチャリ買ってもらった。」自転車に乗って集合場所の学校の校庭にやってきました。

でもその自転車、色は違うけれど僕の自転車とほぼ同じ形の自転車なんです。

僕の自転車は黄色で大塚君のは黒。でもなんだかペンキで塗ったような感じがして黄色い色が剥げて見えます。僕の自転車と違う所があってハンドルがくにゃくやに曲がっています。

大塚君が嬉しそうにそう応えました。「とうちゃんにオレ、ハンドルが曲がっている早そうなチャリが欲しいって言ったら、とうちゃん曲げてくれたんだ。」

ということは元々は曲がってなかった。なんだかイヤな予感がしました。

「ちょっと用事を思い出したから。」

僕はそう言って家に帰りました。

庭に置いてあるはずの僕の自転車が無かったのです。

もしかして大塚君の自転車って僕の?でもハンドルが…。でもあれは曲げたのか。色が…。でもあれは塗ったのか。でもあの自転車は僕の自転車だという核心がありました。

しかしどうすればいいのか僕は分かりませんでした。親に言えば大塚君のお父さんは僕の自転車を盗んだ罪で警察に捕まってしまう。大塚君本人に言った所で信じてもらえないし喧嘩になる。

そこで僕が思いついたのが大塚君の自転車を盗もう…いや元々僕の自転車を盗もうと思ったのです。

僕は夜の午前12時にこっそり家を抜け出し使っていない線路に降り自分の身長ぐらいある草を掻き分けながら僕の家から300mぐらい離れている大塚君の家を目指しました。

線路伝いの道は大塚君の家に行く時にいつも通っているので暗闇でも問題はなかったのですが、今から僕は泥棒になるんだと思うとドキドキして口から心臓が飛び出しそうでした。

線路伝いに大塚君の家はあります。線路からだと裏口から入るようになるのですが、裏口からだと雑種の"メンチ"がいます。

僕が犬が大嫌いなのです。しかも吠えられたら一貫の終わり。僕は危険を承知で玄関口に回る方法を選びました。

でも玄関口に回ったところで幸運がありました。大塚君の自転車が…いや僕の自転車が家の前にどうぞ盗んでくださいと言うように置いてあるのです。一番心配していた鍵が掛かっているのかを見たのですが、運良く鍵はかかっていませんでした。

そして僕は大胆な行動に出ました。普通に自転車に跨り家まで乗って帰ったのです。そして何事もなかったように家に入り寝ました。

ドキドキはしていたのですが、もしかしたら僕には盗みの才能があるんじゃないかと思いました。

僕は盗んだことに満足したのかよく寝ました。

しかし朝目が覚めて一番最初に気になったのはやはり盗んだ自転車のことでした。色がこのままだとバレてしまうし、色を黄色にしないと。

自転車を置いた庭に行ったら…。自分の目を疑いました。なんと自転車が黄いと黒の2台あるではないですか。

僕はパニックになり、黒い自転車に乗って大塚君の家に行って「大塚君遊ぼう!」

ランドセルを背負った大塚君が、

「まっちゃん。なんでオレのチャリにパジャマで乗ってるんだよ。これから学校だぜ。」

「オモロイだろ!」

オモロイ僕が家に帰ると父が「お前の自転車パンクしてたから工場に持っていって直しておいたぞ。」

才能の持ち腐れかも知れませんが、僕が盗みを働いたのは後にも先にもこの時だけです。

2005年03月15日(火)0:55

このサイトは知人や肉親が見ています。相方のETさんも知人や肉親が見ているそうです。

僕の両親は残念なことに「パソコンは目がちかちかする」という理由からサイトを読んではいませんが、ETさんはお父さんさんが見ているそうで、僕のサイトも見て下さっているようです。恐縮です。

僕はこの前、深夜に久しぶりにメッセンジャーを立ち上げたらETさんもメッセンジャーを立ち上げていました。

ETさんは伯母様の所に居候をしていまして、深夜にパソコンを使うなんてことはほぼ有り得ないことなんです。しかも先ほどまで電話をしていました。

でも何かあったのかと心配になり、ETさんにメッセンジャーでメッセージを送りました。

僕「こんばんは。珍しいですね?」

ETさん「こんばんは。」

僕「何かあったの?こんな時間に。大丈夫?」

ETさん「大丈夫よ。」

しかし会話を進めていくと何か変なのです。

文章からですがいつものETさんより落ち着いている感じがしたので、「なんかいつもより落ち着いているのね?何かあったの?」と書いたら「敏感だな。」というメッセージが返ってきました。

僕は何が敏感なんだと思っていたら、「明日は釜石です。」というメッセージが着ました。

か、かまいし?岩手の?と思った瞬間これはまさか…。

メッセはETさんの名前なんですが、僕がメッセをしている人というのはETさんのお父さんじゃないかと。でもそんな訳はないと思いました。

でもその推測は次ぎのメッセージで事実だということがわかりました。

「父です。」

僕は一瞬何が起こったのか分かりませんでした。僕がメッセンジャーをしている人はETさんのお父さんだったのです。

「こんなところでどうもすみません。どうもはじめまして。松田弥です。」

とメッセンジャー挨拶をする僕。その後、メッセンジャーでETさん、いやアサコさんのお父さんと1時間半ぐらい会話をしました。

「不思議な縁」とアサコさんのお父さんは仰っていましたが、誠にもって不思議というかまさかメッセンジャーで初めましてと挨拶をするとは思ってもいませんでした。

しかし僕はアサコさんのお父さんにこの場で失礼かも知れませんが謝らなければいけないのです。

僕…実は最初からメッセンジャーでお父さんだということを知っていました。

アサコさんから「パパ、私の名前でメッセをしていて。パパ、わたる君が私だと思って話しかけてくるんじゃないかって言ってたよ。」

それを聞いた僕はどうすればいいのか分からなくなりました。

メッセを立ち上げてアサコさんの名前がピコ〜ンとなったとき、【アサコさんはお父さんなんだ。アサコさんはお父さんなんだ。アサコさんはお父さんなんだ。】

と言い聞かせるように唱えていたら訳が分からなくなり、「アサコさんのお父様ですよね?」といきなり話しかけるというのは悪いと思い知らないフリをしました。

どうもすみませんでした。

そして日常生活で【アサコさんはお父さん?】と思うこともシバシバあるのか…。

最近、本物のアサコさんに「ごめんなさい。すみません。もうしません。」とよく謝っています。

謝ってごめんなさい。ダメだこりゃ〜。一周忌。あ、出会って1年。いかりや長介さんの命日の近くで憶えてごめんなさい。

2005年03月12日(土)3:35

パソコンの調子が悪く更新できませんでした。あとサッカー見てた。金曜日の筑紫さんのニュース23の「エアーギターをする若者」というのには笑った。それと父と母が二人で初めてカラオケに行った話の更新をするタイミングを失った。

さて今週は、僕の子供の頃からのヒーロー岡部騎手が引退するというニュースがありました。

「岡部乗りだぁ〜!」と3番手ぐらいにつけている知人が言うと僕は「ノリみたいに直線一気だぁ〜!」

現在28歳。あれからもう10年経つのですね(18歳の時にそんな遊びをしてたんかい。と一応自分でツッコミをいれる)

さて岡部騎手引退のニュースをどこで知ったかというと、お付き合いしているETさんから聞きました。

喧嘩するほど仲が良いと良いのですが、相方のETさんと最近よく喧嘩をします。

でもそれはとっても恋人同士っぽい会話から始まったりするんです。

ETさんが突然、「おかべ引退だって〜。」

おかべという友達はいないしそんな名の人は心当たりがない。ETさんから発せられたこの言葉の裏を読もうとした。オカベなんて知らない人のことで喧嘩はイヤだ。

僕は当り障りのないように応えた。

「オカベって誰?」

ETさんが「おかべ騎手引退なんだって。」

「おかべきしゅ?」

「そう競馬の。」

僕は驚いた。競馬の神の子と言われる僕が、岡部騎手が引退したニュースを知らなかったがそのことに驚いたのではない。ETさんの口から「岡部騎手引退」というニュースを聞いたからだ。

ETさんは競馬に興味はない。いや興味がなかったが正しい。

だから彼女の口から「岡部騎手引退だって。」ということを聞いてもなんのことかさっぱり分からなかった。

僕と付き合ってから「キングカメハメハだってさ〜。」と競馬の話しをしてくれる。

土曜日ETさんと遊んでいる時に「今日は競馬大丈夫なの?」

と気を使ってくれる。

「なんでそんなことを聞くの?僕は君と遊んでいるんだよ?」

そういう気を使わせてしまった自分が情けなくいらいらしてしまう。

僕は驚いていたが、それよりももっと驚いた声をだし、

「なんで知ってるの!岡部騎手引退ってほんと?リアリィ?」

余談だがETさんは英語が堪能なので僕も頑張って英語を使うようにしている。

ETさんが「夕刊で見たんだ。いひひ。」

僕の趣味がなんで美術館めぐりじゃなかったんだと後悔した。土曜日の昼下がり、

「今日は美術館にでも行きませんか?」「うんそうね。」

そして老夫婦のような二人は美術館に行く。

「これはルネッサンスの影響を受けたのかな?」

ありったけの知識の30%ぐらいの会話をする。

そんな知的な会話ができる彼氏さんの方が彼女にとって幸せかも知れない。以前はそういう人と付き合っていたみたいだ。

でも実際の僕は20代で世界一東京競馬場に通い馬券を買っている。稼ぎも悪い。でも口先だけは一丁前。自分で言うのも何だか正直情けない彼氏さんである。

日曜日の夜にETさんからメールが来る。とっても優しいメールだ。僕も優しくなる。

「また競馬ハズレたんでしょ!」

君に出会えたことが当りだよ。と言えばいいんでしょうか?競馬が本当に当らないのでそういうクサイ言葉でごまかそうと思う今日この頃です。

2005年03月04日(金)1:33

今年の誕生日もいろいろプレゼントを頂きました。コメント、メールありがとうございます。

そんな中、毎年おばあちゃんからは現金と手紙を貰います。

28歳にもなって現金を貰うのは恥ずかしいのですが、いつまでたっても孫は孫。

「いいよ。おばあちゃん。貰えないよぉ〜!」

と取りあえず優しい孫を演じながらもしっかりと頂戴します。

でもこのお金の出所がおばあちゃんのお金ではないのです。おばあちゃんは年金など貰っていなく、自分の二人の子供からお小遣いを貰っています。

実質、家の父から僕はお金を貰っていることになるのです。おばあちゃんはお金が無くなりかけると機嫌が悪くなるので、僕が貰った1万円を父に渡し父がおばあちゃんに渡します。

「おばあちゃん電話で機嫌悪ったけどお金無くなったのかな?この前あげたのに。」

そうおばさんは言っています。

金は天下の回り物といいますが狭い範囲でぐるぐる周っています。

そんなんじゃ〜誕生日プレゼントじゃないかも知れませんが、お札が包んである紙にはおばあちゃんからの手紙が毎回書いてあります。

僕は昔からおばあちゃんと一緒に住んでいるのに手紙を貰います。僕が文章を書き伝えるのが好きなのはこのお陰かも知れません。

それが誕生日プレゼントです。

毎年手紙の文末はこの一文で締めくくられています。今年の手紙の文末もこの一文でした。

「ワタルはこれからがいい人生になるんだよ。おばあちゃんはもう死んでいくんだから。」

23年ぐらい前から「おばあちゃんはもう死んでいく」と書いてあります。

2005年03月01日(火)3:03

おめでと僕。

今日3月1日は僕の28回目の誕生日です。10歳ぐらいの時と何も変わっていない。10歳の時は28歳というと、もっとアグレッシブでポジティヴでネガティヴだと思っていた。

「人生はネガティヴに行こうよ!」実際28歳になってみるとこんな感じで、ネガティヴもポジティヴもどっちがどっちなのか分からず死ぬんだなと。

そんな残念な28歳ですがETさんから素敵なプレゼントを貰ってルンルン(死語)しかし誕生日の前日、2月の28日にイヤなものを見た。

僕は待ち合わせをしていて遅れそうだったので夜道を走っていた。暗くてよく見えないが道の真ん中に何か落ちている?近づいたら血まみれの猫の死骸だった。

「あ、死んでる。車に轢かれたんだろうな。」僕はそう思っただけで先を急いだ。

しかしその猫から離れれば離れるほど道の端っこに移動してあげるべきだったと後悔の念にさいまなれた。

暗い道だ。あの猫、どんどんどんどん車に踏まれてぐちゃぐちゃになってしまうだろう。僕は気持ち悪いと想った。でも僕は先を急いでいたのでどうにもすることもできなかった。いや、どうしたくもなかった。

早く猫のことを忘れたかったが、あることを思い出した。あれは小学校6年生だったか。

僕の住んでいた家の裏には大きな駐車場があったが、マンションが建つというので工事用の鉄の壁で覆われていて駐車場の中が見えないようになっていた。

2年前からマンションの建設計画があったが一向にマンションが建つ気配がない。

僕はその鉄の壁の少しの隙間から駐車場に入って誰もいない雑草が生い茂る大きな駐車場で一人ぼぉ〜とするのが好きだった。

ある日いつものようにぼぉ〜としていたら「ニャ〜」と猫の鳴き声がした。その声がした方を見ると生きているのも不思議なほど大きく背中の肉がえぐれて骨が見えている猫がいた。

猫の顔が痛々しく見えたら気持ち悪かっただろうが猫の顔がすごく優しそうだったせいかその猫を見ても僕は気持ち悪いとは想わなかった。しかし可哀想だとは思った。

背中のない猫は僕の方に寄ってきた。だけど僕の手が届く所までは近寄ってこない。でも警戒心はないのかうつ伏せに座って僕を見ている。そのうち目を閉じて寝た。

それから僕は餌を持って駐車場に行くようになった。餌をあげる時も常に一定の距離を保っている。それは何日経っても変わらなかった。だから僕も無理に距離を近づけることはしなかった。

間近で背中のない猫を見たいという気持ちもなかったからだ。

ある日、いつものように餌を持って駐車場に行ったらいつも餌をあげる場所に背中のない猫が横になって寝ていた。

僕が「お〜い。」と声をかけても起きない。僕はちょっと恐くなって、近くにあった枝で背中のない猫を突ついてみた。

動かなかった。

僕は猫を埋めようと思い、家に帰り大きいスコップを持って来た。かなり深い穴を掘って背中のない猫を埋めた。手で触るのは気持ち悪かったので、近くの枝とスコップを使い穴に放りこんだ。

穴に落とされた背中のない猫の目が開いた。生きている?いや、開いたように感じたんだ。きっとそうだ。

恐いから背中のない猫の目が開いことは見なかったことにして急いで土を被せ埋めた。

今日の車に轢かれて死んだであろう猫を見て背中のない猫を埋めたことを思い出した。

明日になれば誰か気付いてぐちゃぐちゃになった猫を処理するだろうが、道の横に移動させてあげれば良かった。いくら急いでいてもそのぐらいの時間はあった。

僕は猫が嫌いだ。
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