メールチェックをして「あ〜今日は新着メール30通か。。。」
ちょっとした人気者だ。全部スパムメールだけれど。
手を変え品を変えスパム(スケベ)メールが凄い。でも一通も来ないとなんとなく寂しいと感じるのは僕だけかな〜?
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名前が出てこないんです。でも誰かに似ている。
月に一度、税理士事務所に書類を届けに行くんだけれど、担当の若い税理士さんが毎回誰かに似ているなぁ〜と思って話もそぞろに聞いていた。
この前、お笑い番組を見ていたらキングオブコメディ【
LINK】というコンビのボケの方を見てびびっと、まさにキター!!!
神経衰弱ならもの凄い勢いでめくっちゃってる!
地球には自分に似ている人が3人はいると言われているけれど、キングオブコメディは二人見っけちゃった。
骨格が近いと声も似るというけれど喋り方といい本当に似ている。税理士さんなのにいつも計算を間違えてくれるところもいい!キャラが分かっている!
名は体をというか、顔は行動を現す。
いやいやいや、もしかしたらコメディアンを辞めて税理士さんになったのかも。それぐらい似ている。瓜三つぐらい似ている。
名前は山なんとかさんという人なんだけれど…名前を憶えていない。
もうキングオブコメディさんでいいじゃんかと。そんなことを思ってお笑い番組を見ていました。
そして本日、事務所に行ってインターホンを押しました。
「書類を届けに着たのですが、キングオブコメディさんいらっしゃいますか?」
「はぁ?」
まずい!小学校の先生を陰で「カラスハゲ」って呼んでいて、授業中に「カラスハゲ先生」って面と向かって呼んで以来の不覚だ。しかしなんだカラスハゲって?
しかしキングオブコメディさんなんって!法律事務所にいるわけない。もしいるとしたら金原米雄さんか。無理やりすぎる。
これはまずいこと言ったな〜と思っていたら、
「あ、ヤマギワくんですね!」
「はい。はい、そのヤマギワさんです。」
通じてしまった。恐るべし。しかしヤマギワさんっていうのか。
かなりマイナーなお笑いコンビなのに、キングオブコメディさんいますか?で分かるなんて。
ヤマギワさん4階からなぜかエレベーターを使わずに凄い勢いで降りてきました。
「はぁはぁ。はいヤマギワです!私が責任を持ってお預かりします。」
やばい。声もそっくりだ。しかしキングオブコメディよりも面白い顔をしている。なんか負けた。
責任を持ってお預かります。と言っているのにどこにも責任感が感じられないところもいい!
しかし今度こそ間違わないように、そして名前を忘れないように、ヤマギワ…秋葉原にあるヤマギワで憶えようと思いました。
「種類を届けに着たのですが、秋葉原にある電気屋の名前に似ている方いらっしゃいますか?」
ということはないと思う。僕のこと「きみいてさん」って呼ぶようなものかな〜?まあ「きみいぬさん」よりいい。しかし名前が出てこない。
朝礼の時など、身長順にならぶことが多かったのでしんちゃんと身長がほぼ同じ僕がしんちゃんの面倒を見ているうちにしんちゃんの面倒係というようなことになってしまいました。
しんちゃんは意味不明の奇声をあげますが、それよりも嫌なことは自分の拳を口の中に入れてヨダレを垂らすのです。
しんちゃんに「静かに」と静かに言ってもまったく静かにならないので大きな声で「静かに!」というとしんちゃんは大きな声で泣き出します。
クラスに一人づつこのような子がいます。でもしんちゃんは一番知恵がありませんでした。
しんちゃんには癖があって、たんぽぽを見るとたんぽぽを食べてしまいます。ある日の朝礼中にしんちゃんが走って草をむしって食べだしました。よく見るとその草はたんぽぽでした。
「また〜たんぽぽを食べて!たんぽぽは食べられないの!」と先生が怒りました。春になるとそんなことがありました。
しんちゃんが毎度食べるせいなのか学校でたんぽぽを見かけません。でも毎年たんぽぽを食べるしんちゃんがいました。
そして僕はなぜかしんちゃんと毎年同じクラスで同じぐらいの身長でした。
普段の授業の時、しんちゃんは別の教室にいますが、遠足の時などしんちゃんは僕達と同じように行動します。
遠足の時にしんちゃんのお母さんも一緒に来ました。しんちゃんのお母さんは若くて綺麗でヨダレを垂らしたしんちゃんからは想像できないお母さんでした。
しんちゃんのお母さんはしんちゃんを「あきちゃん」と呼んでいたので、「え!?なんであきちゃんなの?しんちゃんじゃないの?」と聞いたら、
「これからはアキちゃんと呼んであげて」とやさしい笑顔で言われました。
遠足の時は気をつけてアキちゃんと呼んでいましたが、しんちゃんの方が呼びやすかったのでまたしんちゃんに戻ってしまいました。
遠足の時しんちゃんは道端に咲いていたたんぽぽを見つけて食べ始めました。
しんちゃんのお母さんが僕に、「アキはねぇ〜。自分をたんぽぽだと思っているの。小さな頃にアキはたんぽぽなんだよ。って言ったせいかしらねぇ〜。」
「じゃあなんで食べるの?」と僕が疑問に思って聞いたらしんちゃんのお母さんが「私にも悲しいけれど分からない。」
あれから20年経ちました。
帰宅途中におしっこが我慢できなくなりまして、人もいないしここでしちゃえと思い傘を片手にファスナーを下げたら真下にたんぽぽが咲いていました。
しんちゃん身長は何センチになったのかな?僕より大きくなっているのかもなぁ〜。
たんぽぽにおしっこを掛けたらしんちゃんに何だか悪いなぁ〜と思い家まで我慢しました。